こんにちは、なめ茸です。
2024年10月に発売された「サイレントヒル2リメイク」がかなりおもしろかったので紹介させてください。
サイレントヒルシリーズをやったことは無かったですが、実写化された映画でそういったゲームがあることは知っていました。
ただゲーム自体が古く、今ではほとんどプレイできないものばかりで正直プレイすることは無いと思っていました。
ゲーム機自体もう中古でしか販売していないですからね。
そんな中、サイレントヒルシリーズの名作と呼ばれる「サイレントヒル2」がリメイクされたので即予約して購入してみました。
サイレントヒル2リメイク
「サイレントヒル2リメイク」は2001年にプレイステーション2で発売されたサイレントヒルシリーズの2作目になります。
ナンバリングタイトルになりますが、サイレントヒル1とのストーリーのつながりはなく、主人公も完全別人になっています。
サイレントヒルシリーズは8本以上出ており、その中でも最高傑作と呼ばれているのがサイレントヒル2になってます。
主人公は妻を病気で亡くした”ジェイムス”
疲れ切った中年のおじさんって感じの風貌ですが、亡くなった妻からの手紙が届き、生前の妻と一緒に訪れたことのある”サイレントヒル”と呼ばれる町に向かいます。
その町は10m先が見えないほど濃い霧に覆われ、異形のクリーチャーが歩き回る町になっていました。
プレイヤーは主人公を操作してクリーチャーを倒しつつ、謎解きをしながら先に進みます。
最終的には作中の伏線が回収されながらクリアしていきます。
プレイ時間は初見で15時間前後
初見で大体約15時間ぐらいですね。
謎解きに悩んだり道に迷いながら進んでいきますが、20時間はかからないでしょう。
その後はニューゲーム+でアイテムが追加されるのでもう何周かすることができます。
アイテムの引継ぎとかは無いので初見の気持ちでプレイしてください。
サイレントヒル2リメイクがおもしろい理由10選!!
1.濃密なゲーム内容
2.難しいがやりごたえのある謎解き
3.異形すぎるクリーチャーたち
4.クリーチャーより狂気な主人公
5.闇が深すぎる登場人物
6.複数のマルチエンディング搭載
7.武器の強化はないがそれがいい
8.やりこみ要素あり
9.恐怖の演出が数多く存在する
10.狂気しか感じない収集物の数々
1.濃密なゲーム内容
ゲーム全体の内容として「ホラー×サバイバル×謎解き」をメインにプレイしていきますが、クリーチャーの配置がプレイヤ―の死角に配置されていたり、謎解きはヒントがあってもかなり難しい仕様になっています。
探索とバトルしつつなぞ解きをしなければならないので難易度がゲーム全体としてはかなり高いです。
だが、それがいい!!
かなりのやりごたえを感じます。
謎ときはもちろんですが、各フィールドのクリーチャーやボスなど頭を使わなければ攻略できないです。
サイレントヒル2はシリーズ屈指の名作と呼ばれているだけはあります。
2.難しいがやりごたえのある謎解き
ガッツリ難しい謎解き。
初見ではとりあえずヒントと地図を交互に見ながら攻略しました。
特に病院はかなり難しかったのを記憶しています。
病院ではロッカーやボタン関連が多く、ヒントを集めるのにかなり苦労しました。
何回も同じ場所を回って言っていない場所を探したり、回収し忘れたアイテムを回収したりとかなりの難しかったです。
特にうわ!!ってなったのが時計のヒントを起動するとクリーチャーが出現して襲ってくるやつ。
ナース型のクリーチャー2体は囲まれたら詰みますね。
3.異形すぎるクリーチャーたち
サイレントヒルシリーズを象徴する異形のクリーチャーたち。
官能的な姿をしているバブルヘッドナースや、大きな刃物を振り回す三角様が登場。
クリーチャーの種類は他のゲームと比べて多いわけではないですが、設定がしっかりとしており、どういったクリーチャーなのかストーリー上で分かるようになっています。
代表例でいうとバブルヘッドナースは、主人公が妻が入院している病院にいた看護師さんに性的な思いを抱いていた歪んだ思いがクリーチャー化した存在。
登場するモンスターたちは必ずと言っていいほど主人公の影響を受けているので、どういった思いで出現したのかがわかるとクリーチャーたちを見る目線も少しだけ変わってきます。
4.クリーチャーより狂気な主人公
ストーリーが始まった最初の方は「気弱な中年のおじさんが主人公かな」と思っていましたが、クリーチャーと初めて対峙した時に主人公の異常性が感じられます。
実際に映像で観てみましょう。
クリーチャーが倒れた後の追撃シーンです。
クリーチャーが本当に倒れたのか確認するために攻撃しているのですが、普通の人間ではありえない狂気的なシーンです。
命の危険があるからをといっても、これほど声を上げて攻撃するとは少し怖い印象を受けました。
ストーリーが進むにつれて主人公の狂気は加速していきます。
クリーチャーよりクリーチャーな主人公をお楽しみください。
5.闇が深すぎる登場人物
登場人物はかなり少ないですが、全員にかなり深い闇があります。
正直ブログでは書けないようなことをしてきた人や、されてきた人達ばかりです。
唯一まともなのが少女の”ローラ”
彼女だけがサイレントヒルのクリーチャーと遭遇せず街を自由に回っています。
それ以外のキャラクターはクリーチャーもみえるどころか、人それぞれサイレントヒルの街並みが違って見えているようです。
作中で言及している所はありませんが、主人公には”霧の風景”、アンジェラには”火に覆われた風景”に見えています。
人によって闇が違うので見えてる景色も違うわけです。
そうなると”エディー”の景色は何でしょうね??
作中で言及されていないので気になりますが、知りたくない気持ちもあります。
6.複数のマルチエンディング搭載
リメイク前のサイレントヒル2にもあったマルチエンディングを採用。
全部で8つ確認されており、入手アイテムや行動によって違ってくるようです。
明確に”このエンディングになるもの”は専用のアイテムがあるものだけになるので、正式なエンディングとされている”In water”にしたいなら以下の条件で試してみてください。
In water 【条件】
メアリーに関連する行動を取ってクリア【推奨される行動】
・「アンジェラの包丁」を調査する
・三角頭戦後に「錆色の卵」を置いた方の扉を通る
このエンディングは少しだけ気持ちがわかるが、ハッピーエンドではない事だけは知っておいてください。
ちなみに他のエンディングでは”犬エンド”も存在します。
最後に力が抜けるようなエンディングです。
7.武器の強化はないがそれがいい
サバイバルホラーにありがちな武器の強化は一切ありません。
ですが、無いからこそ純粋に楽しめると言っていいでしょう。
敵も頭にあたるとダメージが増えたり、ひざに何発か当てるとひざをつくので、敵の弱点を突いたり、そもそも戦わない選択などもできるので、純粋に武器の強化が無くても楽しめます。
ちなみに縛りプレイも意外と楽しいゲームなのでやってみてください。
最初はトロフィーがもらえる近接縛りですかね。
8.やりこみ要素あり
ゲームの醍醐味”やり込み要素”があります。
1.マルチエンディング制覇
2.1週目クリア後”チェーンソー”無双
3.難易度変更で謎解きも敵も変化
4.縛りプレイ
5.タイムアタック
いろいろできる!!
まぁ、ゲームの腕が私自身大したことないので、マルチエンディングだけでも全部観ようと思っています。
9.恐怖の演出が数多く存在する
ゲームによって違ってくる恐怖演出ですが、王道のパターンからこのゲームしかないものまで多数の演出があります。
1.敵が近くにいると流れる不快音
2.意味もない調べ物で鳴る音
3.敵の攻撃音
4.光の強弱により恐怖演出
5.死角からの見えなクリーチャー
1周目では本当に怖かった。
クリーチャーが近くにいるのは音で分かるのに、どこにいるのかがわからない。
と思ったら突然声がして攻撃される。
からだがビクッとしました。
ホラー耐性のない方は本当に心臓に悪いでしょうね。
10.狂気しか感じない収集物の数々
ナニコレって収集物が多すぎ。
しかも、全部が全部異常な内容になっている。
実験や被験者の精神状態、病院関係の人物の手記など本当に気の滅入るような収集物ばかり。
でも、よくよく読んでみると、主人公の奥さんに関係する事や、登場人物に関連する収集物が多く登場します。
推測だけになってしまいますが、登場人物の過去を知ることに一役買っています。
ただ、読むのが怖すぎる。
クリーチャーの成り立ちみたいのもあったし本当に嫌な収集物です。
最後に:ラストオブアスと並ぶくらいのおもしろさがある
今年のベストゲームに入っています。
ジャンルは違いますがメタファーも同じぐらいおもしろい作品でした。
サバイバルホラーで”ラストオブアス”ってゲームがありますが、それと同じぐらいおすすめですね。
1周がそこまで長くないので1本8,000円近くと考えるとコスパは悪いかもしれませんが、難易度の変更で謎解きも違うので何度も楽しむことができます。
まぁ、50時間はいけるかな。
ラストオブアスみたいにベスト版で安くなるのを待ってもいいですが、たぶんそうはならないので気になる方は早め買って高いうちに売却するのがいいかもしれません。
私は売らないですけどね。