365日の内12時間だけすべての犯罪が黙認される国家を描いた映画「The Purge(パージ)」の2作目「The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)」
息子を殺された復讐に燃える男と、病気の父をもつ貧困層の女性、知人に会いに行くために車で移動していた夫婦の3組から始まるディストピア映画。
前作と違い今作では反パージ派の存在も登場します。
- 「The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)」の作品概要
- あらすじ
- 登場人物
- ストーリー展開
- 感想
「The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)」の作品概要
「パージ」シリーズの2作目。
3組の視点から描かれる今作のパージ。
復讐の男・わけもわからず巻き込まれた母娘・罠にはまった夫婦がパージの12時間を生き抜こうとする内容になっています。
前作では登場しなかった反パージ派の存在が映画で登場します。
✅作品概要
監督:ジェームズ・デモナコ
出演者: フランク・グリロ カーメン・イジョゴ ゾーイ・ソウル ザック・ギルフォード キエレ・サンチェス
興行収入:全世界100億以上
前作:パージ
続編:パージ:大統領令
✅前作のあらすじと感想
あらすじ
今年も開催されるパージ。
今作は3組の視点から映画が始まります。
ある男はパージに参加し殺された息子の復讐を企てる。
ある夫婦は知り合いに会うためパージ前に車を走らせていた。
病気の父を持つ母と娘はパージに備え家で過ごしていた。
そしてパージが開始される。
復讐を企てる男は車を走らせていた。
車が壊れた夫婦はパージ開始前にパージ参加者の罠にはまり車が壊れてしまったためダウンタウンで逃げていた。
家で過ごしていた母と娘は父がいないことが分かり探した。
父の部屋には手紙がおかれていた。
内容は「自分の病気のために苦しむ家族を見たくない」
その為自身を富裕層が楽しむパージの生贄にして大金を妻と娘に残そうとしたのだった。
そんな中で謎の軍隊らしき集団に拉致されそうになったところを復讐を企てる男に助けられ行動を共にする。
車が故障した夫婦もその男の車に隠れていたことから行動を共にすることに。
復讐したい男・パージの罠にはまった夫婦・父を失った母娘
3組が経験する地獄のようなサバイバル映画「The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)」
男は復讐を成し遂げることができるのか・・・。
登場人物
メインの登場人物は5人。
復讐に燃える男
病気の父を持つ母娘
母カリ/ ゾーイ・ソウル
娘エヴァ・サンチェス/カーメン・イジョゴ
罠にはまった夫婦
シェーン/ ザック・ギルフォード
リズ/ キエレ・サンチェス
レオ・バーンズ/フランク・グリロ
飲酒運転の車に息子を殺された警官
パージで復讐をしようとしている。
根はいい人物で、襲われていた2組を見捨てずにパージを生き残ろうとした。
母カリ/ ゾーイ・ソウル 娘エヴァ・サンチェス/カーメン・イジョゴ
病気の夫をもっているエヴァの母親(左の女性)とパージを良く思っていないカリの娘(右の女性)
謎の集団に拉致されそうになるもレオによって助けられた。
娘は病気の父のために仕事をして頑張っており、復讐するレオの事を気にかけている。
シェーン/ ザック・ギルフォード リズ/ キエレ・サンチェス
パージの罠にはまった夫婦。
もはや標的にされてしまった不幸を嘆くしかない状況の夫婦です。
ストーリー展開
今作には3組の登場人物たちが登場します。
- 復讐をたくらむ男
- パージ開催前に車を壊された夫婦
- 父が病気の母と娘
序盤はそれぞれがパージに参加してしまい、合流するまでが描かれています。
✅序盤
パージが開始された。
車を壊された夫婦はパージ参加者から逃げるためダウンタウンに逃げるしかなかった。
ダウンタウンで過ごしていた母と娘はパージに参加しないように家の中で静かにしていたが、何者かの集団によって拉致されそうになる。
そんな時に復讐を企てた男が自身の良心から母娘を救出。
男が乗っていた車に3人で戻ると、そこには逃げていたもう一組の夫婦と遭遇することとなった。
✅中盤
男は復讐するために一人で行動しようとするも、車が故障してしまったため親子の知り合いが持っている車を借りることを条件にみんなで行動することに。
その道中にはパージ参加者が仕掛けた罠や、反パージ派を排除しようとする集団などが町中に存在していた。
そんな中で友達の家にたどり着いた5人だったが、この家にも問題があった。
妻の姉と浮気をしていた夫が妻によって殺害され、その混乱の中で部屋から出るしかなかった5人。
そこに母娘を襲った軍隊が登場。
彼ら5人は逃げようとするが、軍隊とは別の集団に捕まってしまう。
✅終盤
集団に連れてこられた先は、富裕層が安全に楽しむための「パージ会場」
捕まえた人間をオークションにかけて安全に楽しむために会場だった。
5人は会場で行われる”人間狩り”から生き残るために策をめぐらす。
富裕層の参加者がつけている暗視スコープを奪い次々と撃退していく復讐する男。
参加者が殺されたことにより富裕層は大軍を送り込んできた。
彼らは生き残れるのか・・・。
感想
1作目よりおもしろい内容でした。
前作とは違い反パージ派が登場し始めました。
パージの目的が金だと断言している反パージ派が次の映画の伏線にもなっています。
前作より派手な銃撃戦やパージで狂った人々が描かれています。
この映画内で最強の”復讐を企てる男レオ”
その男の復讐はストーリーのラストを彩るのにふさわしい内容でした。
パージに参加するの人々は私怨だったり、遊びだったり、大金だったりしますが、この男は嫌いにはなれないですね。
復讐を肯定するわけではないですが、この男のような生き方もあるのだなと思ってしまいます。
そしてラストで明かされたパージの”裏のルール”が明かされます。
3作品目となる「パージ:大統領」の主人公も務めているレオも個人的には好きになるキャラクターです。
まとめ:3作目はパージの是非を問う作品に
反パージ派の存在が出てきた2作目。
3作目の「The Purge: Election Year(ザ・パージ:大統領令)」の伏線にもなっています
3作目はパージ推進派である議員と反パージ派の議員が大統領選に選出されます。
大統領選の中でパージが開催。
パージ推進派を押している「新しき建国の父たち」がパージのルールを変更。
政治家などは対象にしてはいけなかったルールを撤廃。
そこでパージで狙われた反パージ派の大統領候補がメインになります。
続編のあらすじはこちらになります
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