映画「ゾディアック」のあらすじと感想。実際にあった猟奇的事件を元にした作品。


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アメリカでおきた未解決事件”ゾディアック事件”をご存じですか??

1960年代のアメリカでおきた連続〇人事件ですが2023年時点でも解決していません。

 

事件当時は犯人からの挑発的な手紙や謎の暗号文により世間を騒がせましたが、そのゾディアック事件に人生をかけて追った人物がいました。

その人物はノンフィクション小説として”ゾディアック”を出版、ベストセラーとなりました。

 

今回紹介する映画は、ノンフィクション小説”ゾディアック”を映画化した作品「ゾディアック」

ゾディアック事件は数多くの映画化やドラマ化がされていますが、この作品が一番よかったと思ってます。

猟奇的事件”ゾディアック事件”を元にしたノンフィクション小説を映画化

 

1960年のアメリカで実際におきた猟奇的事件を追っていた著者が書いたノンフィクション小説の映画化。

実際にあった事件なので、ネットで調べればかなりの数の検索数がヒットします。

 

著者は事件当時に出版社に勤めており、その出版社に届いた犯人からの手紙や暗号文などに興味をもち、独自の見解で犯人を見つけ出そうとします。

その内容を元にして小説を出版。ドラマや映画化も複数されている。

現在でも小説を手に入れることができますので、気になる方は調べてみてください。

未解決”ゾディアック事件”

(引用連続殺人犯「ゾディアック」が残した暗号が51年を経て解読される – フロントロウ | グローカルなメディア (front-row.jp)

 

1960年代アメリカで実際におきた連続猟奇的事件。犯人自身が出版社に送り付けた手紙に自身のことを”ゾディアック”と書いたことから”ゾディアック事件”と呼ばれている。

事件の多いアメリカでは未解決事件は数多くありますが、ゾディアック事件が未解決なのにはいくつか理由があります。

 

1 容疑者が多すぎた

2 犯人立証が難しい

3 年数がたっている

 

今の時代でおきた場合は立証が難しくない事件ですが、当時はまだDNA鑑定がない時代だったので捜査は難航。

 

✅DNA鑑定がないため容疑者の立証が難しい

DNA鑑定がない当時は、手紙からの筆跡鑑定や指紋鑑定がメインとされていた。

そのためどちらかが違っていたら容疑者から外れることも。

実際に映画では犯人とされる人物が序盤から警察の捜査で浮上していますが、執筆鑑定で違うとされたため容疑者から外されています。

 

✅容疑者が多すぎた

犯人に繋がる手がかりが多すぎて捜査は難航。最初に上がった複数の容疑者の筆跡鑑定や指紋鑑定が違ったことにより、容疑者は100人以上になっています。

進展のないまま徐々に人員を減らし捜査は打ち切りに。

 

✅年数がたっている

事件発生から60年近くがたっており、犯人がすでに亡くなっている可能性が高い。

2004年に捜査は打ち切りとなったが、2007年に捜査が再開されているが、進展などはない様子。

今現在は捜査状況はどのようになっているかは不明。

出版社に勤務する著者”ロバート・グレイスミス”

 

新聞社に勤める”ロバート・グレイスミス(右側の男性)”が今作の主人公。

謎解きが好きな風刺漫画家で数多くの本を読んでいることからゾディアック事件に興味をもち独自で捜査をし始めた。

調べていく中でゾディアックの真実を追求することに執着しはじめ、家族をないがしろにしてまでのめり込んでいる。

 

作中では1度離婚しており、その後に再婚。

子供を2人授かっているが、ゾディアックの事件に執着して愛想をつかされ別居までいっている。

小説出版後は家族を大切にしている描写が映画では描かれている。

不可解な暗号文

ゾディアック事件の象徴的な暗号文。犯人の犯行声明とされており、出版社は世間に公開した。

映画内でこの暗号文について最初に解読できたのが老夫婦。暗号自体はそこまで難しくないそうだ。まぁ、私は絶対に解けないけど。

実際に写真がこちら

 

(引用謎の連続殺人事件「ゾディアック事件」の暗号文が51年間越しに解読される、その全容とは? – GIGAZINE

 

暗号文の内容や解き方などを詳しく知りたい方は下記のサイトをご覧ください。

ぶっちゅけわからなくても映画鑑賞には問題ないです。

 

1968年~1974年にかけて、アメリカ・カリフォルニア州で少なくとも5人が殺害された未解決事件「ゾディアック事件」で、…

事件の謎

 

この事件の最大の謎が4つ。

 

・謎の暗号文

・容疑者の誰とも一致しない筆跡鑑定や現場証拠

・数年の空白期間がある犯行

・被害者の共通点

 

映画ではこの謎がクライマックスで一気に回収されています。

特に謎だった筆跡鑑定が違った理由が衝撃的。言われてみればそうかもしれませんが、そうであるならかなり危険なことをした著者。

いまだに未解決な事件

今現在も未解決な事件。今後解決することはないでしょう。

ネタバレになりますが、映画でも未解決な状態で終わっています。

 

犯人と思われる人物は映画内で登場しますが、逮捕まではしていません。

実際に現実でも最有力よの容疑者はすでに亡くなっており、犯行を立証できても逮捕できません。

それも人々を引き付ける未解決事件となっています。

 

探偵マンガのような謎解きがリアルでおこった事件”ゾディアック事件”

映画で追体験してみてはどうですか??

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感想

ノンフィクション小説の映像化だけに完成度はものすごく高い。

ミステリー作品として引き込まれる内容であり、クライマックスの時にわかる犯人かもしれない人物と主人公との言葉を話さないシーンが印象的です。

事件当初の街並みや生活が再現されていたことよかった。

 

✅再現度が高い

・再建中のビル

・販売されたコンピューターゲーム

・新聞社で使用しているタイプライター

 

ゾディアック事件は2023年時点でも未解決の事件です。犯人とされる最重要容疑者もいましたが、DNAや指紋、筆跡鑑定が違うため逮捕までいっていません。

その容疑者もすでに亡くなっていることから解決することはないでしょう。

作品概要

 

公開日 2007年6月16日(日本)

主演 ジェイク・ジレンホール

監督 デヴィッド・フィンチャー

原作 ノンフィクション小説「ゾディアック」

出演者  マーク・ラファロ  ロバート・ダウニー・Jr  アンソニー・エドワーズ  ブライアン・コックス  ジョン・キャロル・リンチ  クロエ・セヴィニー イライアス・コティーズ ドナル・ローグ  ダーモット・マローニー  フィリップ・ベイカー・ホール

 

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本ページの情報は23年8月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにて
ご確認ください。
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最後に:すべての謎は解明されることはない

 

実際の未解決事件を映画にしたような作品だけに、まだ謎が多い。そして、この謎は今後解決されることはないでしょう。

時代が違えばジャック・ザ・リッパーのように世界的に有名な事件になっていたかもしれません。

 

こういった事件モノだと解決して終わりですが、この映画は解決していないため、観る人によってはラストのとらえ方に違いがあるように思えます。

友達と観て実際に意見交換するのもおもしろいかもしれません。