自己啓発本「うまくいっている人の考え方 完全版」。人生を豊かにするコツは自分自身と他人との関係性。

自己啓発本のレジェンド的な本「うまくいってる人の考え方 完全版」。書店に行けばほとんどの書店にはおいてある本。

最初の入門として読んでいただきたい。

 

本の概要

 

 

  • 著者 ジェリー・ミンチントン
  • 日本語訳 弓場隆
  • 本体価格 1000円+消費税
  • 発行日 2013年4月25日

 

完全版と書かれていますが、1999年に発売された「うまくいいる人の考え方」と2004年に発売された「うまくいっている人の考え方 発展編」を一つにした本になります。ページ数は約240ページと少ないながらも、全てのページが文字だらけではなく必要なことを必要な文章数で書いているため、文字だけの本になれていない方でも読みやすい本になっています。自己啓発本を最初に読むならオススメの一冊。

 

自己啓発の種類

 

構成としては第一部と第二部に分かれており、その中で章として分類わけされています。

 

第一章 自分を好きになる
  1. 自分に寛大になる
  2. 自分を大切にする
  3. 自分を受け入れる
  4. 自分の価値を信じる
  5. 自分の人生を生きる

 

第二章 よりよい考え方を選ぶ
  1. 視点を変えてみる
  2. 自分と出会う 人と出会う
  3. ポジティブに考える
  4. ありのままの自分を見る
  5. 自分の手で人生を作り出す

 

内容は自身の考え方と他人との付き合い方について書かれています。中には本当に少量の文字数で書かれている内容もある。実際に他人との付き合い方で悩んでいる人や、自分に自信がないひとは読んでほしい内容になっている。

 

第一章 自分を好きになる

 

 

タイトルどおりに自分を好きになる考え方が書かれています。

この記事を読んでいる方は自分の事が好きですか?嫌いですか?大半の人は自分の容姿や仕事などの大きな不満を持っている場合があります。

そういった考え方も悪くはないのですが、第一章ではあなた自身を大切にする行動と考え方を教えてくれます。

 

自分に寛大になる

 

  • 自分自身を肯定する
  • 間違いは素直に認める
  • 色眼鏡で人を見ない

 

自分の間違いや欠点を認めて、長所に目を向けて伸ばすことの大切さが書かれています。中には他人を色眼鏡で見てはいけないと書かれている。実際に地位・名誉・お金で人を判断しがちですが、そういった判断は極力しない方がいいとも。そういった目線で見ているときは、相手もそういった目線でしか見てくれない。

 

自分を大切にする

 

  • 自分の時間をもつ
  • ポジティブに考えよう
  • 不平不満は言わない

 

自分の時間を大切にしてポジティブに考えることについて書かれています。忙しい方ならなおさら自分自身の時間を持つようにしましょう。毎日30分でも大丈夫です。少しづつとるのではなくてまとめて30分とりましょう。あるのとないのとでは心の余裕が違います。

 

自分を受け入れる

 

  • 他人との付き合い方
  • 他人に期待しない
  • 自分に自信と責任を持つ

 

他人との付き合い方について書かれている。一番いいと思ったのが「他人に期待しない」。基本的に他人に期待しても期待どおりに行動してくれることは少ない。遅刻癖がある人に期待しても無駄なように。

万人に好かれようとしなくてもいいとも書かれている。実際に100人中100人あなたのことが好きと言える状況はあり得ません。好かれようとすればするほど人に嫌われることもあります。嫌いな人はどうやっても好きにはなれない。距離をとりましょう。

 

自分の価値を信じる

 

  • 余裕を持とう
  • 他人を変えることはできない
  • 自分自身を最優先する

 

自分の考え方や行動を大切にすること。自分の行動や考え方はそのあとの人生に大きく作用してきます。そのことで悩んだりすることはあっても、他人に人生を決められるよりかはマシ。自分の人生の責任は自分で責任を取りましょう。

他人も変えることはできません。これは一言「あきらめましょう」時間の無駄です。本に内容は書かれているので気になる方は読んで確認してください。

 

自分の人生を生きる

 

  • 批判しない・気にしない
  • 悪いこともいいほうに解釈する
  • 自分の望む人生を歩く

 

あなたが思っている人生を歩むために今やるべきことが書かれいます。中には他人に頼るより自分に頼ることの大切さや、簡単な事だけど難しい「他人を批判・悪口は言わない」ことについても書かれています。日本で問題になっているパワハラなどもこういった考え方の人が増えれば少しは減るかもしれませんね。

 

第二章 よりよい考え方を選ぶ

 

 

ここは対人関係メインに書かれている章になります。前章でも多少書かれていましたが、こっちはメインで書かれている。他人への考え方や付き合い方などが書かれている内容が多い。

 

視点を変えてみる

 

  • 物事はハッキリと言う
  • 自己中心的な人とは離れる
  • イイや悪いの判断で考えない

 

物事の考え方中心に書かれている。自分が今幸せなことや世に出ている情報のすべてを鵜呑みにしないこと、前向きに考えることなどが書かれている。中には「いい・悪いで判断しない」と書かれていることもありここはとてもためになった。

 

自分と出会う 人と出会う

 

  • 他人と出会う必要性
  • 自分自身の可能性
  • 今の自分に目を向ける

 

他人と出会うことの大切さについて書かれている。実際に人は一人では生きてはいけないので他人に出会う必要はある。ただし友人選びは慎重にとも書かれているのでやたらめったらと関係を広めるべきではないとの注意も。

 

ポジティブに考える

 

ここの章は説明不要!!悪いことでもポジティブに考えよう!!悪い出来事でも考え方次第ではプラスに働くことが書かれている。

 

ありのままの自分を見る

 

  • 今の現状を見ましょう
  • 一部の人には嫌われろ
  • 人生は不公平だとは思わない

 

今のあなたの現状を確認する大切さについて書かれている。あなたの生まれは変わりません。あまり裕福ではない家庭に生まれたとしてもその後の人生はあなた自身で選択したもの。不公平となげいているよりも同じような境遇の人が世界中にはあふれていることを知ってください。

一部の人には嫌われる理由についても書かれています。人生がうまく回り始めると、一部の人は「妬みや恨み」などであなたを嫌いになる。気にしたら負け。こういった人たちとは距離を置けばいいだけです。

 

自分の手で人生を創り出す

 

  • 自分に正直になりましょう
  • 小さな問題にこだわらない
  • 不幸な人間関係は避けましょう

 

あなた自身の人生はあなたで作ることについて書かれている。そこに他人は関係ありません。好きな事を仕事にしてもいいですし、趣味にして問題ない。自分自身に正直に生きましょう。

人間関係も見直した方がいい。お互いに不幸になる人間関係はすぐにやめましょう。距離をとるでもいいので会う回数を減らすなどした方がいいです。

 

まとめ

 

 

自己啓発本の初心者~上級者まで幅広くオススメな本。あなた自身の考え方や他人との付き合い方について書かれています。自己啓発本で最初に読むならこちらの本がイイ。文字だらけではないので読みやすくわかりやすい。小説のような言い回しはなくストレートに書かれているところもオススメ。

値段もそこまで高くはなくサイズも文庫本より少し大きいぐらいのサイズなのでカバンなどにも入ります。電子書籍でも発売されているのでそちらもオススメ。

在宅ワークが多い中、一日30分でも読んでみると考え方が変わります。よかったら読んでみてください。

今回はここまでになります。それではさいなら。