「自分の時間 1日24時間でどう生きるか」アーノルド・ベネットの感想。時間だけはみんな平等。あるのは考え方の違いのみ。

今回読ませていただいた本は「自分の時間 1日24時間でどう生きるか」になります。

 

最近、時間が無いように感じていた私。

残業が月40時間近くになってくると特に。

そんな時に書店で気になるタイトルがあったので購入しました。

 

読んだ意見を率直に言えば、「前半は分かったが、後半はちょっと難しい」ですね。

読むなら前半だけでいいと思います。

 

それでは紹介していきます。

 

✔ 「自分の時間 1日24時間でどう生きるか」の概要

  • 著者 アーノルド・ベネット
  • 訳・解説者 渡辺昇一
  • 発行者 押鐘太陽
  • 発行所 株式会社三笠書店

 

本の帯に”佐藤 優氏推薦!!”と書いてありますが、「誰だよ!?」的な感じで少しクスっとしました。

少し調べたらそれなりに本を出版されている方でした。

顔は少しコワモテです(笑)。

 

 

本の内容

 

 

内容的にはタイトルにある通りの”時間の使い方”

時間だけは世界で唯一平等ですから。

 

✔ 重要な部分

  • 朝1時間の使い方
  • 夜90分の使い方
  • 仕事終わりの考え方
  • 一週間の考え方
  • 習慣にすることの大切さ

 

この本を読んで重要だなと思った部分が5つ。

これだけ実践するだけでも時間を有効に使えている自分がいました。

 

朝1時間の使い方

 

(引用 green ceramic mug on wooden desk photo – Free Coffee Image on Unsplash)

 

本の中では「仕事以外は朝1時間は夜の2時間に匹敵する」と書かれています。

著者がこう書いているのにはいくつかの理由があった。

 

  1. 単純に寝すぎている人が多い
  2. 怠惰な生活から抜け出すため
  3. 一日の始まりでその後の一日が決まる

 

簡単に言えば「早く起きて一日の始まりを最高にしろ」とのことです。

朝の始まりがその日の体調を決めるそうです。

基本的にできることから始めるように書いてあります。

 

いつも時間がないと朝忙しくするくらいなら30分だけ早く起きてゆっくりするだけで違うそうです。

私は試したことはないですが、たまに早起きすると気分がいいのと同じだと思っています。

 

夜90分の使い方

 

(引用 Hong Kong City Traffic – Free photo on Pixabay)

 

本には”夜90分の使い方が人生を変える”とまで書いてあります。

 

✔夜90分の使い方とは

  • 週3日だけ
  • 90分は自分の時間
  • 価値があることをする

 

週3日・90分だけあなたが思う精神ん向上に価値のあることをしましょう。

友人との飲み会もウイスキー片手に晩酌もなしにして自分のためになることに使う。

読書でもいいし、副業を始めてもいい。もちろん勉強でも。

あなたが自分自身のためになっていると思うことを始めてください。

週3日の90分だけは絶対にやるように。

 

個人的な意見を言わせてもらうなら、集中すると90分はあっという間に終わります。

私の場合は90分ではなく「毎日ブログを一行でもいいから書く」を実行しているのですが、本当に疲れているときでも一行だけでは収まりません。

疲れていてもいつの間にかそれ以上書いています。

 

要は継続することの重要性を「週3日・90分」で教えてくれます。

物事を継続できないときはやってみる価値はある。

無理が一番よくないですから。

 

仕事終わりの考え方

 

 

本の中では仕事の終わりを一日の終わりと考えている人について書かれています。

中でも共感できたのが、「仕事の後はもう一つの一日」と考える考え方です。

 

✔ 仕事の後の時間

仕事の後の時間は言ってしまえばもう一つの時間。

時間の使い方がヘタと感じる人は「仕事で一日が終わる」と勘違いしている人が多い。

その考え方では時間は有効に使えません。

仕事で終わるのではく、仕事が終わった後が本番なのです。

 

上記で少し話しましたが「週3日・90分」をここで使ってもいいですし、自分のためになる他の事に使用しても問題ありません。

要は「一日の終わりは仕事ではなく、仕事後の行動」なのです。

 

私個人としてはこの考え方は賛成。

残業ばかりだと家に帰ると何もできません。

 

残業が無い日だと「仕事以外の副業に使えるもう一つの一日が始まる」感覚になるからです。

実際に仕事後のあいている時間の副業はかなりはかどります。

 

休日にやろうと思っていても時間が大幅にあるせいでいろいろとやりたいことがありますが、仕事終わりの時間は長く見積もっても4~5時間ぐらい。身の回りのことをするとあっても3時間でしょう。

 

その中でできることは限られています。ですが、一つの事に集中するには十分すぎる時間。

「一日の中のもう一日」作ってみてはいかがですか。

 

一週間の考え方

 

 

本の中では一週間の考え方について書かれいました。

 

  • 一週間を七日ではなく六日で考えろ
  • 一日あまったのはラッキー、もしくはしょうがないと思うべき
  • 無理をしないために六日と思え
  • 計画の奴隷になるな

 

これは「あらかじめ決めた計画を実行するなら七日ではなく六日にするべき」とのこと。

六日の計画にすることにって無理することなく実行できるためです。

七日でやろうとしてできなければ次の週に回すしかないですが、あらかじめ六日と決めて計画を立てて実行すればよほど無理な計画は立てないでしょう。

無理な計画は元から無理なので。

 

六日での計画ができたのなら一日余りますよね。

これは”ラッキー”と考えて下さい。

本来ないはずの時間なので自分の自由時間と考えて好きに使ってください。

 

計画が六日で終わらなかった場合はしょうがないと考えて、余った一日はリフレッシュに使いましょう。

余った一日にできなかった計画をやるのはやめておきましょう。

それでは以前と変わらない週七日で考えていることのなるので。

 

これは無理をせずに物事を進める考え方と思っています。

実際に週六日で計画を立てたところ一日はリフレッシュに使えて次の週六日はかなりはかどりました。

無理せずにが一番いいですね。

 

✔ 計画はあくまでも予定

 

計画の奴隷にならないことも重要。

計画はあくまでも”予定”。

無理をして計画を実行または遂行しようとしても必ずほころびが生まれます。

 

それよりは計画を修正しながら実行した方がいい。

物事が計画どおりに進むことはまずないのだから。

 

習慣にすることの大切さ

 

 

習慣に関することも書かれていました。

この本では習慣を変えるには”小さな一歩”から始めることを推奨しています。

大きなことをいきなりやろうとするのではない小さいことから始めるのが習慣を変える第一歩。

 

よく言われるのが”早起き”。

最初から一時間早く起きると意気込んで頑張ってもできない人は多いが少しづつならだれでもできるようになる。

 

  1. 最初は二度寝している人はしないようにだけ気を付ける
  2. 次に一週間ごとに10分だけ起床時間を早める
  3. それを目標の時間まで続ける

 

 

人の適応能力はとても高く作られています。

暑いところにいれば暑さに対してある程度適応できたり、嫌いな食べ物でも食べれるようにとその環境に適応しようとします。

どんなことでも少しづつなら環境に適応できるのです。

いきなり砂漠から南極に瞬間移動させられたら体温調整なんてうまくできませんが、数日いるだけである程度慣れてしまうのが人間。

習慣化したいのなら”小さく始めてだんだん大きくなっていく”ようにしましょう。

 

読んだ感想

 

重要な部分である”時間”についての考え方や使い方についてはものすごくためになる本だと感じました。

ただ、それ以外の部分では少しわかりにくい表現やあまり本のタイトルと関係ないようなことまで書いているため少し残念な部分でもあった。

 

個人的には前半部分は読んでもいいと思ったが、後半部分は飛ばし飛ばしで読むことを推奨します。

非常にわかりにくために。

本を常日頃読んでいないと分からないのではないでしょうか。内容も何もかも。

 

実際に読んでみるとページ数自体は少ないにもかかわらず学べる部分は多かったと思っています。

時間についての本で勧めるなら間違いなくベスト10には入ってくる本でしょう。

 

まとめ

 

今回読んだのは”自分の時間 1日24時間でどう生きるか”でした。

 

 

次に読んでいるのが”15歳のテロリスト”

ある事件がきっかけで家族を失った少年と、過去の事件よって恋人を失ったジャーナリストの2人の主人公がメインのはなし。

 

メインテーマは”少年法”

大きな罪を犯した少年・少女たちをどこまで許せるのか。

どこまで法律で裁くことができるのかがこの本によってある程度知ることができます。

まだ読んでいる途中ですが、少年法についてはもう少し改正が必要なのかもしれないと個人的には思えてしまっている内容になっています。

 

 

今回はここまで。また読み終わりましたら書いていきます。