今回紹介する映画は「The Purge(パージ)」
365日の内12時間だけすべての犯罪が黙認される国を描いたディストピア映画。
映画としては低予算の300万ドルで制作されたものの興行収入は20倍以上の大人気作品です。
- The Purge(パージ)1作品目
- あらすじ
- 登場人物
- ストーリー展開
- 感想
※ネタバレもありますのでご注意ください
The Purge(パージ)1作品目
人口増加による貧困や犯罪率の増加により崩壊した国アメリカ。
「新しい建国の父たち」と呼ばれる集団が制定した法律”パージ法”をメインに繰り広げられる暴力を肯定した世界と人々。
獣ではなく人として生きる「サンディン家」の生き残りを懸けた戦いの内容になっています。
✅作品概要
監督:ジェームズ・デモナコ
主演:イーサン・ホーク レナ・ヘディ
興行収入:全世界100億円以上
続編:The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)
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あらすじ
人口増加による貧困や犯罪率の増加によって経済が破綻したアメリカ。
新しく国の指導者になった「新しい建国の父たち」と呼ばれる政党が作り出したパージ法が今年も実施される日時「3月21日19時」になった。
アメリカの富裕層が住む地域で、パージ関連の家の防衛設備を販売している会社に勤めている”ジェームズ・サンディン”ととその妻”メアリー・サンディン”
娘の” ゾーイ”は18歳の彼氏との婚約を父に反対され反抗期気味。
弟の” チャーリー”は機械いじりが得意で、作ったおもちゃで母親をびっくりさせていたりした。
2022年3月31日に開催されるパージの準備のため、ジェームズはパージ賛成派のしるしとなる青色の花を購入し玄関先に置いていた。
夕食を早めに済ませ、夜7時から翌朝7時まで行われるパージにいつものように準備をする。
そしてパージが始まった。
そんな中で、娘の恋人でもある”ヘンリー”が家の中に侵入していたのだった。
弟のチャーリーも父に内緒でパージの標的となっていたホームレス男性を助けようと家の中に匿ってしまう。
ここからこの家族の地獄が始まった。
12時間の犯罪がすべて許される国を描いた作品「The Purge(パージ)」
獣として生きるのか、人として生きるのかの選択肢をあなたは選べるか・・・。
パージ法
「新しい建国の父たち」と呼ばれる政党が作り出した法律。
あまりにも無法地帯にならないようにいくつかのルールがある。
- パージへの参加は自由。参加した住民を「パージャー」という。
- パージに参加せずに平和を求める者は家に隠れていても良い。
- どんな道具、武器を使用しても構わない。ただしレベル4以上の物は使用禁止。
- 国に定められた政治家などの権力者の殺害を禁止。(パージ:大統領令では、削除されている)
- パージ開始のサイレンが鳴ると、全ての緊急サービスがパージ終了まで停止される
参加は基本的に自由。
参加する人たちもいれば、家の中でパージが終わるまで待っている人たちもいる。
武器の使用も解禁されています。
レベル4までにとなっていますが、作中で出てきた武器は「ハンドガン・ショットガン・斧・剣」などになります。
爆発物の使用もできるようですが、国の軍が使うレベルの武器は使用不可のようです。
✅パージの本質
パージ法の本質は人民の統制。
そのためパージの標的になるのは決まって銃も買えない貧困層の住人が大半になります。
パージ法によって犯罪率・失業率は1%以下になっているようですが、低所得者をパージで間引いているからだと考えられます。
次に登場人物の紹介になります。
登場人物
1作目のメインとなる家族「サンディン家」4人と、事件の発端となった娘の彼氏とホームレスの男性を紹介していきます。
サンディン家
- ジェームズ・サンディン/イーサン・ホーク
- メアリー・サンディン/レナ・ヘディ
- ゾーイ・サンディン/アデレイド・ケイン
- チャーリー・サンディン/マックス・バークホルダー
娘の彼氏とホームレス男性
- ホームレス男性/エドウィン・ホッジ
- 娘の恋人ヘンリー/トニー・オラー
ジェームズ・サンディン/イーサン・ホーク
パージ関連の防衛設備の会社で仕事をしている営業マン。
所属部署での営業成績はトップ。
パージには賛成派だが、自分から参加することは無い。
メアリー・サンディン/レナ・ヘディ
ジェームズの妻。
子供が二人おり、育児には苦労しているようだ。
周辺の家がジェームズの営業でパージ防衛関連の設備を購入していることから嫌味を言われることもたびたびあるようだ。
ゾーイ・サンディン/アデレイド・ケイン
思春期の娘。
恋人はいるが年齢が違いすぎるため彼氏との婚約を父に反対され反抗期気味。
チャーリー・サンディン/マックス・バークホルダー
機械いじりが得意な息子。
パージのことは良く分かっておらず、なぜ父に参加しないのかを質問している。
彼がホームレスを招いたことにより家族はパージの標的となった。
ホームレス男性/エドウィン・ホッジ
チャーリーが匿ったホームレスの男性。
若者のグループに襲撃されていたところチャーリーが家の中に匿ってくれた。
それによってサンディン家は若者グループと戦うこととなる。
娘の恋人ヘンリー/トニー・オラー
恋人の父親に婚約を反対されたことによりサンディン家に忍び込んでジェームズを殺害しようとした青年。
次にストーリー展開になります。
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ストーリー展開
サンディン家をメインに映し出されるパージが今作のメイン。
ホームレス男性を殺害しようとする若者集団や、パーティと称してパージを楽しむ人々が映画でかいま見えます。
✅序盤
パージが開始されてすぐに家の中に潜入した娘の彼氏”ヘンリー”がジェームズ”を殺害しようと銃を持って襲撃。
護身用に持っていた銃で身を守ったジェームズだったが、その銃弾でヘンリーは死亡した。
ホームレス男性側にも異変が。
ホームレス男性を襲撃していたグループがサンディン家を訪問してきたのだった。
要求は「ホームレス男性を生きたまま渡してほしい」とのこと。
ジェームズはホームレス男性を探すことになる。
✅中盤
ホームレス男性を探しだしたが、彼を引き渡すことができなかった。
男性を襲撃したグループが指定した時間が来て、家の襲撃を開始する。
彼らは家のシャッターを破壊するとサンディン一家に襲い掛かる。
✅終盤
襲撃グループと交戦している中で傷を負ってしまったジェームズ。
そんな中、襲撃グループとは別のグループが襲撃グループを襲撃して殺害した。
助けられたと思った妻のメアリーだったが、彼らには彼らの目的があった。
感想
アクション自体はそこまで派手ではありませんが、内容自体は考えさせられる内容です。
パージ自体は絶対にやってはいけないと思いつつも、犯罪率の増加や失業率の増加がおこった場合に真っ先に切り捨てられるのが貧困層なのかとわかってしまう内容。
今の日本も貧困層が増加しているので遠くない未来に貧困層を切り捨てる政策が生まれるかもしれません。
おもしろいかと言われれば、1作品目だけ見てもそこまでおもしろくないと思ってしまいました。
日本人にうけるような映画ではないのでそう感じるかもしれません。
ただ、次があったら見て見たいと思えるぐらいにはおもしろかったです。
まとめ:パージは全4作品公開されています
大人気作品の1作目「The Purge(パージ)」
続編である「The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)」につながるような内容になっています。
パージ・アナーキーではパージ法に反対している反パージ派の存在や、富裕層が楽しむパージなどが描かれています。
1作目とは違い狂気の内容になっています。
「パージ」シリーズは公開されている順でみても楽しいですが、パージ法が施行される前段階が描かれている4作目から見てもおもしろい作品になります。
ぜひ一度ご覧ください。
ちなみにR15なのでお子様は観ないでね!!
2作目「The Purge: Anarchy(パージ・アナーキー)」のあらすじと感想はこちらから
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