みなさんはこの作品についてどのくらいご存じでしょうか。
今の10代の方なんかは「るろうに剣心」の続編となる話を知っていたり、実写映画化されていることで知っている方も多いでしょう。
そこで今回はこの作品の読んで頂きたい、知っていただきたい
「漫画・るろうに剣心」の話をご紹介します。
「るろうに剣心」はジャンプ黄金期に連載されていた
1994年19号から連載された「るろうに剣心」。
連載が終了したのが2000年に入る前の1999年43号になります。
この時期に連載していた作品、もしくは連載が始まった作品は数多く存在ますが、その作品がことごとくヒット。
一例をご紹介
- 地獄先生ぬ~べ~
- キャプテン翼
- みどりのマキバオー
- 封神演義
- 遊戯王
- 世紀末リーダー伝たけし
- ワンピース(連載中)
- ホイッスル!
- HUNTER×HUNTER(連載中)
- シャーマンキング
- テニスの王子様
- NARUTO
他にも様々な作品が世に出ていますが、今なお人気の作品ばかり。これだけでもかなりすごいこと。
一例には書いてない作品もありますが、10代でもわかりやすい作品ばかり書かせていただきました。
30代や40代あたりだと「幽遊白書」や「ジャングルの王者ターちゃん」当たりではないでしょうか。
2000年に入ってからもジャンプの人気作品は数多く存在しますが、ここまで人気作品が集まる時期はほとんどありません。
しいて上げるなら2005年~2010年も黄金期に入ると思います。知りたい方はWikipediaでお調べください。
どんな漫画なのか??
明治維新~富国強兵までの空白期間の話になっています。
この期間は短いため有名なところで行くと「大久保利通の暗殺」ぐらい。
主人公は、「人斬り抜刀斎」と呼ばれた最強の剣客・緋村剣心。
その由来はあまたの戦場を生き抜いた人斬りでもあり、抜刀術を得意とする剣術「飛天御剣流」から名付けられた。
倒幕が終わり新しい日本になった国を歩いていた緋村剣心が「神谷活心流」の師範代・神谷薫と会うところから物語は始まります。
主に剣によるアクション漫画。異能系バトルマンガとは違い王道の剣術漫画。
一部独特なものはあるが、気にならないぐらいオススメな漫画です。
次にこの漫画のオススメポイントをご紹介します。
るろうに剣心のオススメポイント
1 幕末後の明治維新後の時代を元に書かれている
この作品は明治維新後の廃刀令が出された後でも刀を握り、答えを求めて旅に出ていた流浪人の「緋村剣心」が物語の主人公になります。
明治維新後は刀を持ち歩くことを禁止した「廃刀令」が日本の市民に言い渡されており、武士の時代はここで終わったとされています。
実際にここから近代武器の登場により刀ではなく銃器などが台頭しています。
この作品で面白いとされるのが「明治維新後の明治」と「富国強兵前の日本」の空白期間の話を書いてあるところ。
幕末の時は「新撰組」や「西南戦争」などの争いがありましたが、倒幕が終わった後の明治は平和そのもの。その後の「富国強兵」の政策により日本は世界と戦争までは。
この空白期間の事はあまり書かれていませんが、有名なのが「大久保利通」の暗殺でしょうか。学校で勉強するのはこれくらいではないでしょうか。
この空白期間を明治維新の時に暗躍した「人斬り」を主人公に書かれているのが本当に面白い。
2 実在した人物をモデルにしている
実在している人物をモデルにしているのもこの作品の魅力。
主人公の「緋村剣心」のモデルは、実際にいたとされる人斬り「河上彦斎」がモデルとされています。
実際に小柄で、一見すれば女性のような体格だったと言われており、剣の腕も一流だったとされています。
「緋村剣心」の剣術は「飛天御剣流」でしたが「河上彦斎」は我流とされているようです。
実際には漫画とは違う動きをしているようで、どちらかと言えば「実写劇場版るろうに剣心」に近い動きをしていたとされるよう。
漫画での「飛天御剣流」は速さと高さでしたがそれとは真逆ですね。
新撰組の生き残りの登場も熱い展開になっています。とはいっても三番隊隊長の「斎藤一」が活躍するだけで、他はすでに故人扱いにはなっている人が多い。
ただ、斎藤一の存在感が強く物語でもかなり活躍しています。
斎藤一と言えば「牙突」!!様々な漫画でパロディされるほどの人気!!実際に剣術の達人であることには間違いないのですが突きだけに特化したものではなかったようです。
突きが強力な武器ではあったもののその記述はほとんど確認されていません。新撰組の中でも意外と謎の多い人物であります。
他にも「相楽左之助」のモデルとなったのが新撰組の「原田左之助」。御庭番衆の登場などこの漫画だけでも歴史にハマりかねない作品になっています。
3 圧巻の戦闘シーン
主人公・緋村剣心が使う剣術「飛天御剣流」の圧巻の戦闘シーンは見どころ!!
剣心の戦闘シーンで個人的におすすめなのがこの2点!!
- 炎を統べる悪鬼・志々雄真実との最終決戦
- 怨讐の義弟・雪代縁との二回戦目
ここはそれぞれ外せません。
ライバルと言えば「瀬田宗次郎」が一番ですが、
剣心の最大の敵として書かれたこの二名の戦いは必須!!
志々雄真実との戦いは自身の未来のために。
雪代縁との戦いは過去と向き合うための戦いとそれぞれテーマのようなものがありました。
まぁ、個人的な意見ですが、この話一つでも抜けていたら人気は出なかったでしょう。人気漫画にありがちな過去編と言いますが、過去編で伏線をすべて回収して最終決戦まで行った漫画は結構少ない。
派手な技もこの漫画の見どころ!!主人公・緋村剣心が使う「飛天御剣流」も様々な技があります。
その中でもいろんなギャグマンガにパロディ(愛されている)技が「九頭龍閃」!!剣心の代名詞的な技になっています。
他にも「斎藤一」の「牙突」などが有名。
4 嫌いになるのが難しいキャラの多さ
キャラは多いが、嫌いになるキャラは異常なまでに少ないのがこの漫画。
悪役として書かれた「志々雄真実」ですら屈指の人気キャラ。雪代縁との対決の際に出てきた「鯨波兵庫」ですら嫌いにはなれませんでした。
主人公がもちろん人気なのは分かりますが、主人公以上に敵キャラが魅力的なのがこの漫画のいいところ。ちなみに個人的に好きなキャラはいくつかあります。
個人的に好きな敵キャラ
- 志々雄真実
- ”十本刀”明王の安慈
- 雪代縁
- ”十本刀”瀬田宗次郎
この四名は個人的には外せません。絶対に好きになるキャラ。
嫌いなキャラはあんまりいないのですがしいて上げるとするなら
- 武田 観柳
- 外印
ぐらいですかね二人ともほとんど脇役で登場回数は少ないのも原因だと思いますが、あまり好きにはなれないキャラでした。
外印なんて顔を隠している時なんか「もしかして美形なのでは??」と噂されていましたが、老人だったこともあり読者はがっかりしていました。
完全版の裏表紙に書かれている外印は作者が書き直してものすごく美形になっています。本編でもこっちだったら違う形もあったかもしれません。
るろうに剣心はどの世代でも面白いので読んでほしい
老若男女問わず好きになれる作品。
10代の方は実写映画の「るろうに剣心」で知った方も多いですが、漫画と実写映画だといくつか話が違ってきます。ぜひ漫画を見て映画も見て頂きたいものです。
アニメも放送されていたのでアニメ版もよかったら見てみると面白い。アニメ版は原作漫画と違いオリジナルストーリーや設定が存在するのでそれを探しながら見るのもまたいい!!
まぁ、アニメ版は途中から絵が全く違ってくるので違和感を感じるかもしれませんがそれでも面白い!!
現在続編である「るろうに剣心」の北海道編も月刊の方で連載されています。こちらも面白いのでよかったら見てください。
今回はここまでにしましょうか。それでは見て頂いてありがとうございます!!
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