健全なる魂は 健全なる精神と 健全なる肉体に宿る
こんにちは!!なめ茸です!!
今回紹介するのが大久保篤さんの傑作「ソウルイーター」!!月間ガンガンで連載されていた作品。「鋼の錬金術師」や「屍姫」などが連載されていた時期に人気を獲得していた。
アニメ化や番外編である「ソウルイーター NOT」などが連載されていたことからも当時の人気がうかがえます。
作者の大久保篤さんは現在「週刊少年マガジン」で「炎炎ノ消防隊」を連載しておりこちらも不動の人気を誇っています。
記事を書いている時には物語の終盤に入っておりこちらも見どころタップリ!!完結したら書きます。
話がそれました。それでは「ソウルイーター」を紹介させていただきます。
どんなマンガなのか??
「死神武器職人専門学校」略して「死武専(しぶせん)」。この学校の生徒は「職人」と「武器」によって構成されており、武器に悪人の魂99個と魔女の魂1個を食べることにより武器としてのレベルが上がる。
合計で100の魂を食べた武器を「デスサイズ」と呼ばれている。死武専はそういった職人と武器を育成する教育機関。
職人「マカ・アルバーン」と武器の魔鎌「ソウル・イーター」は武器をデスサイズにするために今日も悪人の魂を集める。
ざっくりといえばこんな感じ。。武器と書かれていますが、人間なので普通に生活しています。成長する過程で武器の形態をとれる人から、元から武器の家系なのかはそれぞれ違います。そのため武器の形態をとれても死武専に入学しない一般の方も。
一部例外はいますが、職人と武器は一心同体。「魂の波長」が合うパートナーと組む。魂の波長が合わない武器は基本的に使いこなせない設定になっているのでパートナー選びは大事。
武器単体でも戦えないことはないのですが、基本的には職人とセットになります。職人によっては「壺職人」や「ナイフ職人」など様々あり、パートナーの武器によって名称は異なるようです。
次に主要キャラの紹介にいってみましょう!!
主な主要キャラはこの4人とパートナーの魔武器。物語の中枢の話には必ずと言っていいほど登場。
鎌職人マカ=アルバーン&魔鎌ソウル=イーター
今作の主人公ペア!!特徴はこちら!!
合ってなさそうで合っているコンビ。
ソウルはかなりモテるためマカが職人としているにもかかわらず、よくラブレターを渡されることが多い。魔女の魂を食べて「デスサイズ」にレベルが上がった後は以前より告白される回数やラブレターの量が爆増。マカには皆無・・・。
魔武器の父と職人を母に持つマカだが、漫画では変身はしないが、アニメ版だと無意識に変化している場面もある。
マカとソウルの共鳴技
魔女狩り・・・鎌職人伝統の技。この技を使えることが一流の鎌職人とされるため、マカとソウルは初期では使用できなかったが戦ううちに使用できるように。形状としては三日月型。魂の共鳴で使用。
魔人狩り・・・鬼神復活後に対峙した伝道師との対決で進化した魔女狩り。魔女狩りより上位の技で、鬼神の狂気で生まれた伝道師を倒せるほどの威力。モンハンのガンランスみたいな刃の形状。たとえが思いつかなかった。
他には最終決戦で使用した鬼神狩りが存在する。技名にはアルファベットを頭文字にした技名が多い。(I文字狩りとか)。
暗器職人ブラック☆スター&魔暗器中務椿
死武専最強になるみんな大好きブラック☆スター!!パートナー椿もご紹介!!
連載終盤には死武専最強になってしまい、もはや人間の域を超えてしまった人物。
星族と呼ばれる暗殺集団から保護され死武専で育てられた。暗器使いなのに目立ちたがり屋で暗殺に成功したことがないという珍しい存在。
魂集めも一個も集めることができていないため、よく補習を受けている人物でもある。
作中2人しか確認されていない、相手に直接「魂の波長」を打ち込めるほど戦闘においては天才。
武器の椿は主張の激しいブラック☆スターに合わせられるほどおおらかな性格の優しい人物。
最初に作られたとされている魔武器の直系一族・中務家の人物のため様々な暗器に変身可能。
武器変化の種類
「手裏剣」「鎖鎌」「忍者刀」「煙球」「変わり身」「妖刀」の6つに変化出来る椿。これだけ変化出来る魔武器は、作中で椿一人である。
中でも「妖刀」には相手に合わせた戦闘スタイルをとることができるのでさらに妖刀の中で武器の分類が細かく分かれている。
そのほとんどがミフネと呼ばれるキャラとの戦闘中にほとんど書かれているため説明は省かせていただきます。
ミフネの話はあとのオススメポイントでお話します。
死神デス・ザ・キッド&トンプソン姉妹
死神様の息子デス・ザ・キッドとトンプソン姉妹!!キッドはクセが強すぎる!!
死武専のトップ「死神様」の息子デス・ザ・キッド。実力は死武専でも上位の力を持ち、頭の良さも学年トップクラス。使用する魔武器は二丁拳銃。死神なので自分で魂を集める必要はないのだがキッドのこだわりにより自分自身で集めている。
非常にめんどくさい性格をしており「左右対称(シンメトリー)」にこだわるあまり神経質。字がきれいに書けないからとテストで何回も自分の名前を書き直し、消しゴムで消している最中に紙が破け気絶する。そのため補習に。
作中では成長するにたびに父の力を継承し、最後には立派な死神として死武専をおさめることになる。
キッドは銃撃戦も得意だが、接近戦もブラック☆スターとタメをはるぐらいに強い。
作中の後半ではブラック☆スターが人間離れしてしまったため強く感じないが、それでも作中では最強の部類。
体術は「罪」「罰」「狂罪」の構えといった独特の構えがありそれぞれ攻撃型や防御型など場面に合わせて使い分けている。
トンプソン姉妹は姉のリズと妹のパティのコンビ。
ストリート育ちの二人だがキッドに出会いパートナーに。最初は金銭を巻き上げる目的だったが、そんなこと忘れるぐらいにキッドとの日々が楽しくリズ曰く「死神に殺されちゃったのかな・・」とつぶやくぐらいに日々の日常に満たされている。
天才職人フランケン・シュタイン
狂気落ちしそうでしなかった解体大好き人間!!
死武専職人の中でも最強の部類。初期のころはサイエンスな学者に見えたが意外と面倒見がいい先生。死武専の生徒及び教員からの支持は高い。重要な作戦には必ずと言っていいほど招集されている。性格的に狂気に飲まれそうになるが、マリーの「癒しの波長」や「狂気とは一生向き合っていかないといけない」と向き合っているので狂気に飲まれることはない。
作中では様々な武器を使うが、基本的に体術メインの戦闘。
敵に「魂の波長」を撃ち込む体術。ブラック☆スターの波長の打ち込みは威力が大きいがタメが長いのに対して、シュタインの波長の打ち込みは連続で出せるほど洗練されている。ただし、ブラック☆スターほどの威力はない。
体術メインだが、武器を持っていなくてもそこら辺の職人や魔女には負けない。
作中で使用した武器は「魔鎌」「魔槌」「魔角灯(ランプ)」など多岐にわたる。
最後はマリーとの間に子供を授かっておりシュタイン自身は「研究対象が増えた」と言っているが、けっこう嬉しそう。
メインキャラクターの紹介は以上になります。ほかにも「キリク」「クロナ」「キム」などの多数のキャラがいるため自分の好きなキャラもいるかもしれません。
個人的には「ミフネ」が押しキャラ。マジでカッコいい!!
次におすすめポイントを紹介。
おすすめポイント
漫画が本格的に始まったのが「鬼神」の復活から。その前から鬼神の情報が漫画に描かれていたが、登場はしていない状態。鬼神復活前までの世界と復活後の世界の違いがこの漫画のポイント。
鬼神復活後の世界
鬼神が復活した後は、狂気が支配する世界にかわります。基本的にはあまり変わらないように見えますが、様々なことが変化。
おおまかにいえばこの4点。
鬼神を崇拝する人物の出現
死武専の「デスサイズス」の一人「ジャスティン=ロウ」。
鬼神が復活する前は死神様に信仰心があったものの、復活後は鬼神に信仰している。そのため死武専を裏切り様々な行為をしている。
鬼神の狂気に飲み込まれた後は死武専の邪魔ばかり。魔女メデューサの方にもちょっかいはかけていますが、被害が大きいのが死武専。
信仰心が裏返ると危険なことだと教えてくれる人物。ああなってしまってはお終い。一つのことに執着しすぎるのはやめておきましょう。(なんの話だ!!)
悪人の復活や目覚め・パワーアップ
鬼神が復活することによっておきる弊害。初期段階では一般人に影響はないが、魂に元から狂気を持っていた人物がパワーアップしたり、封印から目覚めてしまう場合がある。
「魔武器の母」と言われているアラクネ。鬼神復活によって目を覚まし巨大組織「アラクノフォビア」の活動を活発化させる。物語の中盤までは「アラクノフォビア」メインの話になります。
鬼神復活時にシュタインに魂ごと消滅させられた「メデューサ」も鬼神復活時の膨大な狂気により復活を果たしています。一度バラバラにされた魂をヘビのなかで再構築して復活。本人曰く「鬼神復活時の狂気により跳ね上がった魔力でなければできなかった。二度としたくはない」と。
狂気を初めから持っていた人間を狂気に落とす。「ジャスティン」はその典型的な例。シュタインは魂がしっかりしていたから最終的には落ちませんでしたが、鬼神復活後は犯罪数が世界的に増大した。
狂気のアウトブレイク
狂気によって世界が満たされた末期の世界。すべての人間に対して狂気が働くどころか、無機物や狂気自体が人の目に見える形で襲ってくる世界。
漫画内で言われていることで実際に出てきたのが、狂気の実体化。最初に遭遇したのが「マカ&ソウル」。狂気は自身のことを「道化師」と呼び世界は思った以上に病んでいるとも。
目に見えない狂気と違い、目に見える狂気として人を狂気に落とし込む存在。直接落とすことから魂の弱い人物は落ちてしまう。この話ですでに落とした人物がいることが判明していたが、のちに「ジャスティン」だと分かった。
次のおすすめポイントに行きましょう。
弱さと向き合う
この漫画のテーマが「魂を強く」!!
メインキャラクターなどのキャラは自身と向き合って強くなっていきました。死武専最強になるブラック☆スターもそうして強くなっていく。
「健全なる魂は 健全なる精神と 健全なる肉体に宿る」
この漫画でもっとも有名なセリフ。魂を強くするには精神と肉体を強くしなければならない。
職人と武器が持っている「魂の波長」はちょっとしたことで変化します。ブラック☆スターの場合、連戦で負けたことにより精神のバランスが崩れて波長を直接相手に打ち込めなくなりました。その後ちょっとしたことでもとには戻りましたがそれほど不安定なもの。そういったものと向き合って強くなっていく姿が印象に残ります。
ブラック☆スターとキッドの戦いで印象に残っているセリフがあります。
「大人は過去にすがり 子供は未来に逃げたがる」
昔自慢が多い人は、今の自分と向き合っていない。大人になれば何かが変わると思っている子供も、今と向き合わなければ何も変わらないことをこのセリフに凝縮しています。
このシーンで自分はこの漫画がさらに好きになりました。
圧巻の戦闘シーン
この漫画の戦闘シーンは圧巻の一言!!
- 成長しない戦闘はない
- 強さも弱さもこの漫画の魅力
- 職人と武器の信頼関係
成長しない戦闘はないし、絶対に負けない戦闘もない。現に作戦の失敗や戦闘での敗北も数多く書かれています。そのたびに自身の魂や相手と向き合い強くなっていくシーンがマジでいい!!
職人と武器がお互いに信頼しあうシーンも。ちょっとしたことでずれる「魂の波長」。ずれた状態では様々な拒絶反応が起こる。
一例
- 重くて持てない
- 熱を感じる
マカとソウルは戦闘中に乗り越えて強くなっていきました。
次に圧巻の戦闘シーンをご紹介!!
オススメの戦闘シーン4選
この4点は外せない!!
マカVS道化師
道化師が初めて登場した戦闘。狂気のアウトブレイクが始まりかけている。
道化師が出たことにより戦闘が格段に面白くなっている。この戦闘でマカは新しい技「魔人狩り」を習得。「魔女狩り」以上の威力で作中でマカだけが使用。この後の戦闘にも頻繁に使用している。
この話ですでに狂気に落とされた人物が示唆されています。のちにジャスティンとわかるのですが、この話の直後から不自然に登場しなくなったことから読者もうすうすわかっていた。
恐怖と向き合うことは難しい。でも向き合わなければ始まらないことを教えてくれた戦闘。
ブラック☆スターVSミフネ(三戦目)
三回目の対峙。魂と向き合ったブラック☆スターが本気のミフネに挑む戦い。一回目は手加減されて勝ち、二回目は手加減されても負けた。三回戦目で本気のミフネと戦う。
作中でも最強の人物・ミフネ。魔武器を使わずに通常の刀でブラック☆スターの先をゆく武人。
無限一刀流を使用。多数の刀を手足のように使用し敵を殲滅。多対一でも一対一でも強い。魔女アンジェラを守るために「アラクノフォビア」に身を置いている。
自身の魂と、椿の中にある「中務家の意思」と向き合ったブラック☆スターは妖刀を完璧に使いこなしました。力の「煉獄」。速さ「絶影」などを使用しミフネと渡り合う。
最後はお互いに刀一本で戦い決着。
個人的に作中でもっとも好きな戦闘シーン。クライマックスの鬼神戦よりも大好き。何も知らない方はここのシーンを見ただけでハマる!!絶対!!
シュタインVSメデューサ
鬼神を復活させないために動く死武専と、鬼神復活のために立ちふさがるメデューサとの戦闘。デスサイズを使用して戦闘をしたシュタインの実力の高さがわかる。
メデューサの実力が垣間見えた戦闘。魔法「ベクトルプレート」を使い方向を自在に操るメデューサに対して、魂の波長を相手に打ち込み戦闘をおこなうシュタイン博士の波長コントロールの精密さがスゴイ!!デスサイズの「スピリット=アルバーン」使用しているからこその技なので、ここの戦闘以外では使用しない技のオンパレード。
シュタイン博士が本気で戦っている貴重なシーンなのでオススメ。
キッドVSノア
次世代の神を決めるための戦い。この戦闘で自身の狂気と向き合うことができた。
一本目のザ・ラインオブ・サンズと違い、自力で死神の力を継承した話。エイボンの書から脱出後のすぐの戦闘でノアと対峙。新世界の神に手を挙げるノアに対して最初で最後のわざ「ペアレンツ・セブンレイズ(親の七光り)」を使用しノアに勝利。
戦闘中は狂気に身をゆだねて発狂するもマカ&ソウルに支えられたため狂気に落ちずに戦闘を継続できた。
死神としての本当の自覚と覚悟が見えた戦闘。
まとめ
漫画の中でも上位に入るぐらい好きな作品。
名言も数多く、人の心をつかむセリフが多いことから読んでほしい作品になります。
アニメも放送されておりそれなりに話数があるのでアニメよりかは漫画の方がオススメ。
大久保篤さんが現在連載している「炎炎ノ消防隊」もクライマックスに近づいているのでそちらも完結したら書かせていただきます。
それでは、さいなら。
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