漫画の実写映画化で成功したと言われている劇場版「るろうに剣心」!!
だが、原作ファンからは不評な作品だということはご存じでしょうか??
実際に映画を見させていただきましたが、「漫画とは別の作品としてみるのは面白い」と感じます。
実写映画にするのにはある程度は仕方がないと思います。
しかし、原作とは内容があまりにも違いすぎて一ファンとしては別物に見えてしまい「るろうに剣心」としては見れませんでした。
最初にどの部分が違うのか見ていきましょう。
漫画との違いはどこにあるのか
(引用 集英社 和月伸宏 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 完全版)
少しだけ話しましたが、「漫画と実写映画は別物」としてみればとても面白い作品ではあります。
ここで気になるのが漫画との違い。
2時間ちょいの映画にするのである程度は仕方がないと思いますが、原作ファンからしたら別物と言われるのも無理はありません。
✅ 漫画と実写映画との違い
- 飛天御剣流が違う
- 武田観流の話がおかしい
- 志々雄真実の話も原作と違う
この記事は「るろうに剣心の違い」を書かせてもらった記事から抜粋して書いています。個別の記事は下記で書かせていただきました。
今回で三作品目となる映画「るろうに剣心」。 タイトルでは「伝説の最後」なっていますが、続編も公開されています。記事のタイトルに書いてあるように今回も三[…]
飛天御剣流が原作と違う
原作では主に「速さ」と「高さ」でしたが、実写版では「速さ」と「低さ」。地を這うような低い姿勢で攻撃する実写版ですが、漫画やアニメではこのような攻撃はしていません。
原作ファンから「別物」と言われている理由もここにあります。飛天御剣流と言いつつほとんど技を使わなかったのも原作とは違っていました。
剣心が素手の攻撃をしたのも驚きです。
原作では素手で攻撃するシーンは、3回ぐらい。確か、十本刀の「張」と雪代縁に攻撃しただけだったと記憶しております。
素手ではなく剣や鞘での攻撃メイン。身体が小さく華奢な主人公が素手で攻撃しても敵を倒す打撃が与えられないから。実写版では投げ技なども使用していました。
武田観流の話が少しおかしい
(引用 集英社 和月伸宏 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 完全版)
一作目の武田観流の話は少しごちゃごちゃしすぎておかしくなっています。
- 鵜堂刃衛と武田観流とは別の話
- 斎藤一はこの段階では登場しない
- 御庭番衆御頭・四乃森蒼紫の登場がなし
- なぜか外印と戌亥番神が登場する
原作では武田観流の話に御庭番衆の登場がありますが、その部分をカットして元新撰組の「斎藤一」や、この話とは別の話になる「鵜堂刃衛」がラスボス的な扱いで登場。
これらは本来別の話として登場しています。
「斎藤一」も志々雄真実の登場のちょっと前に出てくるので本来はまだ登場していない状態。これらを登場させる代わりに御庭番衆御頭・四乃森蒼紫の登場が2作品目になってしまったほどです。
個人的に言わせていただけるなら斎藤一を2作品目にもってきて登場させた方がよかった。四乃森蒼紫の登場の仕方はなんかヤンキーが絡んできたみたいになっていたので・・・。
原作・最終章で出てくる雪代縁の仲間??「六人の同志」の内の二人もここで登場しています。ここまで人気が出るとはさすがに思わなかったのでしょう。
志々雄真実と十本刀の話に違和感が多い
(引用 集英社 和月伸宏 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 完全版)
2作目・3作目の志々雄真実と十本刀の話も少しおかしくなっています。
- 十本刀で活躍したのは「瀬田宗次郎」のみ
- 甲鉄艦・煉獄での戦いは原作ではなかった
- 京都大火は原作ではボヤ程度で収まっている
原作でも異彩を放つ「十本刀」
人数は10人登場していますが、実際に活躍したのが「瀬田宗次郎」ぐらいになります。
まぁ、左之助の相手の”明王”の安慈もいましたし、”刀狩り”の張もいましたが・・・。なんかイメージと違って1作品目に出てきた戌亥と同じような脇役になっていました(悲)。ファンからしたらとても悲しい・・・。
甲鉄艦・煉獄での戦いが最後になっていましたが原作では船で戦ってはいません。
ここは原作と違った話になっていますが、ここまで違うともはや「もう一つるろうに剣心」として言われた方が納得するほど
2作品目の京都大火編では町に大量の火が放たれていましたが、漫画版ではボヤ程度で済んでいます。ここはどっちでも個人的にはいいのですが、原作との違いが際立って見えてしまう部分ではあります。
次に、キャラクターの扱いについて見ていきましょう。
キャラクターの扱い
(引用 集英社 和月伸宏 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 完全版)
主人公や主要キャラは目立つように物語に組み込んでいましたが、その分目立っていないキャラが数多く存在しました。
- 十本刀
- 隠密御庭番衆
- 明神弥彦
物語の序盤で出てくるはずの明神弥彦が既に道場に居ついているような状態になっています。漫画では意外と登場していたり、物語に絡んでくるキャラなのですが、実写ではほとんど登場していません。
俳優も何度か変わっていますし、そこまで重要キャラにはなっていない。
十本刀も10人はいるのですが、実際に戦ったのが「瀬田宗次郎」と「刀狩りの”張”」「明王の”安慈”」ぐらいになります。
他のキャラは最終戦の鉄甲艦・煉獄前の砂浜で政府によって簡単にとらえられています。剣心たち最大の敵としているのにも関わらず。
最後に御庭番衆ですが、もっとも扱いがひどい。
武田観流の話で出さなかったばかりに「篠森蒼紫」の登場がヤンキーが絡んできたような登場の仕方になってしまいました。実際に実写版では「篠森蒼紫」の登場は無くても話を進めることができたでしょう。
ですが、強引に出した結果「ただの八つ当たりキャラ」になってしまった。続編では俳優の不祥事によりほぼセリフが無いですが、それを含めても残念。
実写映画「るろうに剣心」は面白いのか??
- 「原作ファン」は別物と思ってみるべし!!
- 「うる覚え」や「初見の方」は楽しめる
- 結局は漫画も読んでほしい
結局は、漫画を読んでほしい。
実写映画は「るろうに剣心」のもう一つの作品として見て頂き、本編は漫画としてみることをおすすめします。アニメ版もございますが、オリジナル設定が数多く存在しこちらもまた漫画とは違う話になっているので気になる方はアニメもご覧ください。
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