今回紹介するマンガの実写映画は「黒執事」。
大人気ダークファンタジーとしての地位を確立いており、マンガ・アニメ・実写・ミュージカルなど数多くの作品を生み出しています。
そんな中、唯一失敗したと思われるのが実写映画。いったい何がいけなかったのかを徹底的に見ていきます。
✅ 記事内容
- 実写映画「黒執事」が爆死した理由
※ネタバレもありますのでご注意ください。
あらすじは下記の記事でご覧ください。
実写映画「黒執事」
引用 黒執事 : ポスター画像 – 映画.com (eiga.com)
月刊誌で連載している大人気マンガを実写映画化。
2021年7月時点で漫画は30巻まで出版されており、今もなお人気があります。
アニメも3期放送。1期目と2期目はマンガと違いオリジナル設定が多く”もう一つの黒執事”的な内容になっています。
2期目の終わり方が今でもマンガ好きの間では意見が分かれている内容になっている。気になる方ご覧ください。
主演のセバスチャン役は、当時俳優業を休業していた水島ヒロさん。
この作品が復帰作でしたが見事に爆死してしまった。マンガとは違いセバスチャンの主人である”シエル・ファントムハイブ”伯爵にかわり、映画オリジナルである主人役・幻蜂汐璃の役で剛力彩芽さんが演じています。
ここからこの実写映画が爆死したと言われている理由を紹介していきます。
爆死理由
興行収入が約6億円と爆死してしまった。
同時期に公開されていた映画「永遠の0」が興行収入80億を突破していることから爆死してしまっていることは明らか。どうして爆死したのか??
おおきく言ってこの3点。
これだけ見るとほぼ他の作品に見えるようだが、一応は「黒執事」を実写化したことを忘れないでほしい。
原作設定の無視
マンガ「黒執事」では悪魔と契約した”シエル・ファントムハイブ”伯爵が、自分自身の復讐のために悪魔の”セバスチャン”と契約してヴィクトリア女王の番犬として裏の仕事をしていく様子が書かれています。
ちなみに”セバスチャン”の名前は悪魔との契約時に”シエル・ファントムハイブ”がつけたもの。本当の名前は今のところ書かれていない。
映画にした際に無視した設定がいくつかある
時代設定を現代にした
マンガの設定では19世紀のヴィクトリア女王が即位するイギリスが舞台になっていますが、それから約150年近くの現代を時代背景に設定してしまった。
当時は列強諸国などの経済状況が不安定で様々な問題がおきていたためマンガでもそれを取り扱った内容も多少はありますが、実写映画では現代に設定してしまったことにより少し無理な内容になっている。
主人公を日本人に設定
ヴィクトリア女王の番犬として裏の仕事をしているのに、設定を日本人にしてしまったことにより違和感しかないような状況になっている。
ファントムハイブ家は社会的にも地位は高く”爵位”をもらうなどそれなりの家柄。先祖が日本人と結婚したからといって日本人の名前に変更するとは思えません。
イギリス王室に爵位を与えられている人間が”ファントムハイブ”の名前を捨てたことにも驚きです。
幻蜂と書かれていますが”ファントム”とも読めなくはないですが設定に無理がありすぎる。
男性のシエルから女性の幻蜂汐璃に変更
(C)2014 枢やな/スクウェアエニックス (C)2014 映画「黒執事」製作委員会
男性の”シエル・ファントムハイブ”伯爵から性別が変化しています。時代を変えたことによるためと言われればそうなのですが、無理がありすぎる設定。
シエル・ファントムハイブとの悪魔の契約を無視
セバスチャンとの悪魔の契約は”シエル・ファントムハイブ”伯爵のみに有効な契約。
実写映画では親を殺された復讐で悪魔と契約した設定になっていますが、悪魔と契約するためにはそれなりの代償が必要。マンガでは死んだ兄の魂を召喚の切符にして”シエル・ファントムハイブ”は契約。契約内容は死んだ後の魂を悪魔に渡すこと。
実写映画では兄の魂を引き換えに召喚していますが、そんなに悪魔ってどこにでも召喚できるんですかね??
基本的に原作は無視した作品だと思ってください。
「マンガがおもしろいから実写映画もみてみよ!!」と思うと損した気分になります。
マンガのキャラがセバスチャン以外出てこない
実写映画で一番期待しているといってもいいアニメキャラの実写。この作品はそれを粉々砕いた。
だってセバスチャンしかマンガから登場してないんですもん!!
マンガの主人公だけ出しとけばいいやと思っているのかわかりませんが、これではすべてが台無し。
オリジナル設定にするのはダメではないですが、ここまで原作の登場人物を出さないのは何か理由があったんでしょうか??
個人的に見たかったのがファントムハイブ家の使用に3人”フェニ・メイリン・バルド”。
家族を殺されたシエルが雇用した使用人たち。ファントムハイブ家を守る戦闘力の高いメンバー。マンガでもかなり好きな3人。
それぞれに重い過去がありそれが好きになれるキャラ。なんで出ないんだ!!
次にこの作品をもっとも台無しにした内容。
セバスチャンの有名なセリフの改悪
(引用 スクウェア・エニックス 棺やな 漫画「黒執事」)
セバスチャンの有名なセリフは2つ
- 悪魔で執事ですから
- イエス、マイロード
この2つなのですが”イエス、マイロード”が改悪されていた。
実写映画では”御意”になってたよ!!なんだよ”御意”って。ふざけんな!!
ヴィクトリア女王の番犬なのになんで日本語で答えるんだよ。そこは”イエス、マイロード”でいいだろ!!なんでここを変えたのか分からない。
まぁ、御意って言ってるシーンも漫画ではありますが、1回しか言ってないからね・・・。
このセリフを何回も聞いた時に一気に駄作感が出たよ。映画館で見なくて本当に良かった。たぶん途中で寝るよ・・・。
この作品の見どころはあるのか
全体的に原作無視が目立ちますが、アクションと物語の設定だけはよかった。
女王の命令で、突然ミイラ化する事件を調査する話。無駄に原作を無視せずに忠実とまではいかないまでも、ある程度原作に近ければヒットしたかもしれない内容。
アクションも水島ヒロさんが演じるセバスチャンがメインとなっており見どころがあります。
ただ、映画の構成がおかしいのか感情移入しにくい。設定の説明がほとんどなくいきなり”理解しろ”的な内容になっていたため人気が出なかった。
水島ヒロさんの復帰作とのこともあり話題性はあったが残念な結果に・・・。
まとめ
この作品はネタ感覚で見ると面白いかもしれません。
マンガの設定を期待するのはやめておきましょう。見るのならネットサイトで見ることをオススメします。レンタルでもいいでしょう。旧作扱いなのでとても安く見れます。
実写映画の中の爆死した作品の中でも、原作を無視した内容というのはとても珍しい作品になっています。
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おおきく言ってこの3点。
これだけ見るとほぼ他の作品に見えるようだが、一応は「黒執事」を実写化したことを忘れないでほしい。
原作設定の無視
マンガ「黒執事」では悪魔と契約した”シエル・ファントムハイブ”伯爵が、自分自身の復讐のために悪魔の”セバスチャン”と契約してヴィクトリア女王の番犬として裏の仕事をしていく様子が書かれています。
ちなみに”セバスチャン”の名前は悪魔との契約時に”シエル・ファントムハイブ”がつけたもの。本当の名前は今のところ書かれていない。
映画にした際に無視した設定がいくつかある
時代設定を現代にした
マンガの設定では19世紀のヴィクトリア女王が即位するイギリスが舞台になっていますが、それから約150年近くの現代を時代背景に設定してしまった。
当時は列強諸国などの経済状況が不安定で様々な問題がおきていたためマンガでもそれを取り扱った内容も多少はありますが、実写映画では現代に設定してしまったことにより少し無理な内容になっている。
主人公を日本人に設定
ヴィクトリア女王の番犬として裏の仕事をしているのに、設定を日本人にしてしまったことにより違和感しかないような状況になっている。
ファントムハイブ家は社会的にも地位は高く”爵位”をもらうなどそれなりの家柄。先祖が日本人と結婚したからといって日本人の名前に変更するとは思えません。
イギリス王室に爵位を与えられている人間が”ファントムハイブ”の名前を捨てたことにも驚きです。
幻蜂と書かれていますが”ファントム”とも読めなくはないですが設定に無理がありすぎる。
男性のシエルから女性の幻蜂汐璃に変更
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男性の”シエル・ファントムハイブ”伯爵から性別が変化しています。時代を変えたことによるためと言われればそうなのですが、無理がありすぎる設定。
シエル・ファントムハイブとの悪魔の契約を無視
セバスチャンとの悪魔の契約は”シエル・ファントムハイブ”伯爵のみに有効な契約。
実写映画では親を殺された復讐で悪魔と契約した設定になっていますが、悪魔と契約するためにはそれなりの代償が必要。マンガでは死んだ兄の魂を召喚の切符にして”シエル・ファントムハイブ”は契約。契約内容は死んだ後の魂を悪魔に渡すこと。
実写映画では兄の魂を引き換えに召喚していますが、そんなに悪魔ってどこにでも召喚できるんですかね??
基本的に原作は無視した作品だと思ってください。
「マンガがおもしろいから実写映画もみてみよ!!」と思うと損した気分になります。
マンガのキャラがセバスチャン以外出てこない
実写映画で一番期待しているといってもいいアニメキャラの実写。この作品はそれを粉々砕いた。
だってセバスチャンしかマンガから登場してないんですもん!!
マンガの主人公だけ出しとけばいいやと思っているのかわかりませんが、これではすべてが台無し。
オリジナル設定にするのはダメではないですが、ここまで原作の登場人物を出さないのは何か理由があったんでしょうか??
個人的に見たかったのがファントムハイブ家の使用に3人”フェニ・メイリン・バルド”。
家族を殺されたシエルが雇用した使用人たち。ファントムハイブ家を守る戦闘力の高いメンバー。マンガでもかなり好きな3人。
それぞれに重い過去がありそれが好きになれるキャラ。なんで出ないんだ!!
次にこの作品をもっとも台無しにした内容。
セバスチャンの有名なセリフの改悪
(引用 スクウェア・エニックス 棺やな 漫画「黒執事」)
セバスチャンの有名なセリフは2つ
- 悪魔で執事ですから
- イエス、マイロード
この2つなのですが”イエス、マイロード”が改悪されていた。
実写映画では”御意”になってたよ!!なんだよ”御意”って。ふざけんな!!
ヴィクトリア女王の番犬なのになんで日本語で答えるんだよ。そこは”イエス、マイロード”でいいだろ!!なんでここを変えたのか分からない。
まぁ、御意って言ってるシーンも漫画ではありますが、1回しか言ってないからね・・・。
このセリフを何回も聞いた時に一気に駄作感が出たよ。映画館で見なくて本当に良かった。たぶん途中で寝るよ・・・。
この作品の見どころはあるのか
全体的に原作無視が目立ちますが、アクションと物語の設定だけはよかった。
女王の命令で、突然ミイラ化する事件を調査する話。無駄に原作を無視せずに忠実とまではいかないまでも、ある程度原作に近ければヒットしたかもしれない内容。
アクションも水島ヒロさんが演じるセバスチャンがメインとなっており見どころがあります。
ただ、映画の構成がおかしいのか感情移入しにくい。設定の説明がほとんどなくいきなり”理解しろ”的な内容になっていたため人気が出なかった。
水島ヒロさんの復帰作とのこともあり話題性はあったが残念な結果に・・・。
まとめ
この作品はネタ感覚で見ると面白いかもしれません。
マンガの設定を期待するのはやめておきましょう。見るのならネットサイトで見ることをオススメします。レンタルでもいいでしょう。旧作扱いなのでとても安く見れます。
実写映画の中の爆死した作品の中でも、原作を無視した内容というのはとても珍しい作品になっています。
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