今回紹介する実写映画は、将棋の棋士を題材にしたヒューマンドラマ作品「3月のライオン 前編」です。
若手将棋棋士の主人公・桐山零(きりやまれい)が生きるために選んだ将棋から様々なことを学んだり、時には主人公のせいではないのに理不尽なことがあったりと苦悩や葛藤に向き合って前へ進んでいく映画になります。
「3月のライオン」の実写映画は前編と後編が作られており、今回は前編のあらすじ紹介になります。
✅ 記事内容
- 作品概要
- あらすじ紹介
- 主人公の紹介
- 主人公以外の今作のメインキャラ
- 見どころ
- 観た感想
※ネタバレありの紹介になりますのでご注意ください
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作品概要
ヤングアニマルで連載中のマンガ「3月のライオン」の実写映画。中学生で将棋のプロになった少年”桐山零(きりやまれい)”のヒューマンドラマ作品です。
2022年5月現在では16巻まで出版されています
- 原作マンガ 「3月のライオン」
- 監督 大友 啓史(おおとも けいし)
- 主演 神木隆之介
- 主題歌 ぼくのりりっくのぼうよみ 「Be Noble」
- 興行収入 約7億5千万円
監督はるろうに剣心で知られる大友啓史監督。「3月のライオン」の前編と後編の監督を務めています。
✅ 監督作品
(リンクはAmazonです)
一番のヒット作は「るろうに剣心」全5作品で興行収入が190億を突破しています。
主題歌は、ぼくのりりっくのぼうよみの「Be Noble」。
あらすじ紹介
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
中学生にして将棋のプロになった天才と呼ばれる若手棋士・桐山零(きりやまれい)。幼少の頃「両親・妹」が飲酒運転の交通事故に巻き込まれなくなった。その後引き取られた家は将棋棋士・幸田柾近(こうだ まさちか)の家だった。零の亡くなった父とは友人関係だった義父。家族を失った零に唯一手を差し伸べた存在でもある。
その後、将棋棋士になった零は家を出て一人暮らしを始める。高校生にして棋士5段の実力者である零。そのことから学校では友達はおらず屋上で一人でいることが多かった。
将棋棋士の仲間と食事をした後に体調を崩して道端で横になっていたところを、川本あかりに介抱されいつの間にか川本家にお世話になっていた。長女の川本あかり、次女の川本ひなた、三女の川本モモと出会った。
理不尽な世界で生き残るために将棋を選んだ若手棋士・桐山零をメインに描かれた理不尽な世界で戦う人間たちを描いたヒューマンドラマ作品「3月のライオン 前編」
原作マンガの1~8巻までの内容を一部映画にした内容になっています。
主人公は桐山零(きりやまれい)。中学生で将棋のプロ棋士になった天才。小さい頃に家族を亡くし将棋のプロ棋士でもある今の家族に引き取られた。高校に入ったタイミングで一人暮らしを始める。
前編は主人公と引き取られた先の家族との関係性や理不尽な世界を描いたヒューマンドラマがメインになります。自分自身ではどうしようもないことある世界で生きていく主人公の物語です。
2022年5月時点でマンガは16巻まで出版されています。
主人公・桐山零(きりやまれい)
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
主人公役・桐山零(きりやまれい)を演じているのは神木隆之介さん。マンガの雰囲気そっくりのキャラクターになっています。
✅出演作品
(リンクはAmazonです)
実写映画では外せない存在になっています。作品の中でもかなり印象に残るキャラクターが多くその人気の高さから「るろうに剣心 最終章」では特別参戦しているぐらいです。
✅ 桐山零(きりやまれい)
- 連載当初は将棋棋士5段
- 中学生の時にプロになった天才といわれている
- 「両親・妹」は幼い頃に事故で亡くなった
- 引き取られた家はプロ棋士・幸田柾近(こうだ まさちか)
- 義父以外の義姉・義弟とは仲が悪い
- 川田家の三姉妹に出会い本当に大切なものができた
実の両親と妹は零が幼いころに飲酒運転の車に巻き込まれ亡くなった。父親の親友でもあった将棋棋士・幸田柾近(こうだ まさちか)に「将棋は好きか」と質問され「うん」と答えた主人公。
その後は幸田家にお世話になることに。幸田家には2人の姉弟がいたが軋轢があり主人公と仲はよくない。
15歳の時に家を出ることになり、高校に入ると同時期に一人暮らしを始める。
棋士としては若くちょっとしたことで心のバランスが崩れるなど思春期らしい部分もあれば、プロ棋士として大人の棋士のような顔も持っている。
連載当初は5段だったが、6段に昇格している。けっこう不幸な主人公。それでも大切なものができて理不尽な世界で奮闘している主人公を観てください。
「3月のライオン 前編・後編」を観るにはレンタルか動画視聴サービスになります。
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前編と後編を観たい場合は動画視聴サービスの方がいいです。レンタルとそんなに大差ない値段になりますので。
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次に主人公以外の今作のメインキャラの紹介です。
主人公以外のメインキャラ紹介
主人公を中心にストーリーを彩ってくれるメインキャラたちになります。
- 幸田香子 – 有村架純
- 幸田柾近 – 豊川悦司
- 後藤正宗 – 伊藤英明
- 川本ひなた – 清原果耶 次女
- 川本あかり – 倉科カナ 長女
- 川本モモ – 新津ちせ 三女
- 島田開 – 佐々木蔵之介
- 二海堂晴信 – 染谷将太
- 宗谷冬司 – 加瀬亮
- 林田高志 – 高橋一生
幸田香子 – 有村架純
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
主人公が引き取られた先の家の長女。子供の頃は零より将棋が強かったものの自分の限界を知って将棋をやめてしまった。
父親のことを嫌っておりあまり家に帰ろうとしない。映画では幼少期の過去がかなり嫌な子供の印象を受けるように演出されています。父の弟子であった後藤正宗に惚れとおりよく付きまとっている。
幸田柾近 – 豊川悦司
主人公”零”の義父で将棋のプロ棋士。零の父親とは親友の間柄で、交通事故で亡くなった時に零を引き取っている。
息子や妹にも将棋の棋士になってほしかったが、すでにあきらめている。家族関係はあまりよくない。
後藤正宗 – 伊藤英明
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
将棋のプロ棋士。幸田柾近の弟子でもあった。暴力的で威圧的ではあるが実力が確か。
マンガでは主人公は一度も勝っていない相手でもある。主人公の義姉・香子によく付きまとわれている。本人はあまり気にしてはいないが零が気にしており一緒にいてほしくない様子。ちなみに既婚者。
川本三姉妹
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
主人公が出会う三姉妹。間違って飲んでしまったお酒に酔った零を介抱した長女のあかりが家に招き入れたのが出会いの始まりになっています。
✅ 川本ひなた – 清原果耶 次女
川本家の次女。今作ではあまり物語の中心にはいないですが、「3月のライオン 後編」ではメインになっています。友達思い出優しい反面、悩みをため込むこともある性格なので一人で泣くことも。
恋愛に関しては小学生レベルで零の気持ちに気付けていない。姉ひなたとイイ感じだと勘違いしているほど。
✅ 川本あかり – 倉科カナ 長女
祖父の和菓子屋の手伝いをしており料理は得意。小さい頃に父親がいなくなり、母親が亡くなったことにより一家を支えるために頑張りまくっている長女。朝は祖父の和菓子屋を手伝い、夜に不定期で亡くなった母親の姉のスナックで働いている。美人で様々な男を虜にしているが本人は恋愛に少し恐怖感を持っておりなかなか踏み出せないでいる。
✅ 川本モモ – 新津ちせ 三女
まだ幼稚園児の三女。父親は生まれる前にいなくなっており顔すら知らない。母親のことはおぼろげに覚えているようだ。主人公の自称ライバル・二海堂晴信のことを好きで一緒によく遊ぶことが多い。孫バカの祖父が和菓子屋の新メニューを考えている時に、モモの意見を参考にしようとする暴走をあかりやひなたが温かい目でみている。
二海堂晴信 – 染谷将太
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
主人公と同じ時期にプロ棋士になった天才。ライバルとして熱い助言をすることもある。
心臓に先天的な持病があるが実家が資産家なので治療に関しては万全である。ただ、対局中に病気のため倒れることもしばしば。そのため長時間の対局は危険で、相手はその弱点を突くこともある。その場合負けが確定してしまう。
将棋以外にも多方面で才能があり、自費出版で将棋の初心者本まで書いている。川本ひなたたちからはかなり好評だった。
島田開 – 佐々木蔵之介
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
主人公が入る研究会の師匠。棋士のタイトルホルダーの挑戦権を獲得するほど強い。作中でもかなりの強さである。
川本あかりに出会って少し気になってはいるが、それよりも将棋のタイトルを取ることに命を懸けている。胃痛や腹痛をよくおこすので薬は常備している。
宗谷冬司 – 加瀬亮
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
作中最強の将棋棋士。将棋界初の全7タイトルを獲得した大天才。彼も中学生でプロ棋士になっている。
映画では5タイトルを保持している。セリフはないが存在感がかなり強い。たまに音が聞こえなくなる病気があるが本人はあまり気にしていない様子。
林田高志 – 高橋一生
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
桐山零が通学する高校の教師。将棋が好きでよく昼休み中の屋上で桐山と話している。零の人生相談を受けることもしばしばある。作中ではカップラーメンの「スーパーカップMAXの醤油味」を食べている。
見どころ
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
将棋の棋士をテーマしたヒューマンドラマ作品。かなり濃厚なヒューマンドラマを観ることができます。
両親と妹が飲酒運転の車に巻き込まれ死んだ理不尽。生きるために選ぶしかなかった将棋。何も持っていない主人公が将棋を通して成長していく姿。将棋以外の人間関係で初めてできた大切な人たちのために将棋を打つ姿は心打たれるものがあります。
勝負の世界では誰しもがあがいて生きています。相手の弱点を突くことも当たり前。それをやらないのはただの驕りです。みんな必死だってことをこの映画でまた再確認できました。
マンガではコメディ要素やちょっとした料理要素もありますが、映画ではヒューマンドラマに全振り。それでも原作ファンからの評価は高く、マンガのイメージをあまり崩さなかった作品になっています。
興行収入が低いので評価が低く見られがちですが、作品としての完成度は高いほうです。
観た感想
ヒューマンドラマとしては実写映画の中でもかなり良作。
中学生で将棋のプロになった若手天才棋士の苦悩は本人しかわかりません。ただ、理不尽なことは生きているうえで当たり前のようにあります。作中では機嫌の悪い棋士との対局や、仲の悪い義家族との関係性が描かれています。
そんな自分ではどうしようもないことに主人公は立ち向かっていくとかではありません。どうしようもないからこそ何もできない。それでも苦しんであがいて生きていくことを選んだ桐山の葛藤や苦悩を観てほしいです。
原作のイメージをあまり崩さずに実写映画化に成功していますが、興行収入は低め。
原作マンガを知らなければ少し意味の分からない映画になってしまっています。実際にひどいと言われてる声もあります。
✅ ひどいと言われている部分
- 原作を知らなければ将棋の”何”映画かわからない
- 主人公の義父の家の子供たちがかなり胸くそ悪く映像化されている
- 義姉がしょっちゅう出てくるい意味が分からない
原作を知っているから作品の良さがわかるような感。ただ、原作にはない胸くそ描写が多いのでそういった部分はかなりひどいです。
キャラクターの再現度は高め。ただ、川本家の3姉妹はあまり似ていませんでしたね。
まとめ
大人気将棋マンガを映画化した作品「3月のライオン 前編」。
前編が主人公のヒューマンドラマになりますが、後編は川本3姉妹のヒューマンドラマになります。
マンガでも人気が高い内容「学校でのいじめ問題」と「川本家を捨てた父親」の話です。
映画もおもしろいですが、マンガもおもしろい作品になります。
2022年5月現在で16巻まで出版されており連載中でもあります。ヒューマンドラマだけではなくコメディもあるのでちょっとシリアス展開が苦手な方はマンガの方をご覧ください。
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