将棋の若手棋士”桐山零(きりやまれい)”のヒューマンドラマを描いた作品「3月のライオン 前編」。
大人気マンガ「3月のライオン」を原作にした映画なのですが、ひどいと言われていることはご存じでしょうか。
今回は「3月のライオン 前編」のひどいと言われている部分を紹介します。
✅ 記事内容
- ひどいと思われる部分
作品のあらすじや感想はこちらになります。
ひどいと思われる内容
実際に映画を観ましたが、原作マンガのイメージとは違っていました。
✅ 原作マンガのイメージ
- 将棋棋士の背景をメインにしている
- 大切なものができた主人公
- コメディ要素がある
これらはほとんどありませんでしたね。シリアス展開が多く、ヒューマンドラマとしてはよくできた作品ですが、何を伝えたいのかわからない作品になってしまっています。
✅ ひどい部分
- 原作を知らなければ将棋の”何”を伝えたいのかわからない
- 主人公の義父の家の子供たちがかなり胸くそ悪く映像化されている
- 義姉がしょっちゅう出てくるい意味が分からない
原作を知らなければ将棋の”何”伝えたいのかわからない
将棋のプロ棋士の背景を書いた作品ですが、何をしたいのかわからない映画になっています。
- 主人公の何を伝えたかったのか
- 将棋の何をテーマにしているのかわからない
- 三姉妹が登場する意味がなかった
マンガでは中学生でプロになった主人公”桐山零(きりやまれい)”が大切な人たちに出会ったり、将棋のプロとして生きていくうえで様々な葛藤が書かれています。
それなのに映画では主人公の義家族に焦点を当てすぎて何がしたいのかわからない作品になっています。映画でもなんでも「起承転結」がありますが、これには”起”の部分が非常にわかりずらい。
映画の前編と書かれているので後編を観ればわかるかなと思いましたが、後編は後編で独立した作品になっているので観てもわかりませんでした。
唯一わかるのが「ヒューマンドラマ」ということだけ。原作を知らなければわからない構成になってしまっています。
主人公の義父の家の子供たちがかなり胸くそ悪く映像化されている
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
マンガでも映画でも共通している「義家族との不仲」ですが、映画ではかなり胸くそ悪く演出されています。
✅ 胸くそ演出
- 主人公の事を名前にかけて”ゼロ”と呼んだ姉
- 義家族に引き取られたときに将棋に弱かった義弟と義姉の零に対する罵倒
主人公が引き取られたときのことを映画で作られていますが、これは映画オリジナルになります。この描写がかなり胸くそ悪い。
義姉の幸田香子は主人公の事をこれでもかと罵倒しまくります。このシーンを追加する意味が分かりません。
こんなシーンを追加するぐらいならもっと他のシーンを追加してほしかったです。ドラマみたいに劇的な要素は映画でも必要で須賀、不快になるだけのオリジナルシーンは本当にいらなかった。
義姉がしょっちゅう出てくるい意味が分からない
義姉の幸田香子が幼少期と現在でかなり出演しています。ぶっちゃけ映画の邪魔でしかなかった。
出演させることに問題はないです。ただ、これほどまでに出演させる理由は無いと思います。
物語のクライマックスにも絡んでくるわけではありません。ただただ邪魔者が主人公の周りをうろついている感じ。
あれだけ幼少期の胸くそ悪い映像を観させられたら誰も好きにはなれません。
まとめ
原作を知っていればある程度理解できますが、知っていればいるほど幼少期のシーンがいらなかったと思ってしまいます。
映画を観るならマンガから入った方がいいかもしれません。映画だけでは書かれていない部分を知ることができます。
マンガではコメディ要素や料理要素もあるので読んで面白いですし、棋士の背景や葛藤などが分かりやすく書いてあります。
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