漫画「プランダラ」のあらすじ・作品紹介。数字に支配された世界の真実へ・・・。【完結】


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今回紹介する作品は「プランダラ」

そらのおとしもので有名な水無月すうさんの作品になります。

 

数字に支配された人々が暮らす国アルシアで撃墜王と呼ばれる人間を探して旅をしていた少女”陽菜”が出会った最初の撃墜王”リヒトー”とこの世界の真実を知ることになるファンタジー作品。

 

 

✅紹介内容

  • 作品概要
  • あらすじ紹介
  • おすすめポイント
  • キャラクター紹介
  • 重要な単語

 

作品概要

 

  • 著者 水無月すう
  • 出版社 KADOKAWA
  • 巻数 21巻
  • アニメ化 〇
  • ファンタジー作品

 

著者・水無月すうさんの”そらのおとしもの”の連載終了後に連載された作品。

月刊少年エースで2022年4月まで連載していました。

全21巻で完結(21巻は2022年6月24日に発売)

 

2020年にアニメ化もされていますが、マンガではまだ完結していなかったためオリジナルストーリーでアニメでは終了しています。

 

あらすじ紹介

 

 

数字に支配された人々が暮らす国”アルシア”

カラダにある数字は身分や強さに直結しているといわれ、数字が低いものは高いものからの命令には逆らないようになっています。

数字が0になると”アビス”と呼ばれる地獄に送られるようになっている世界。

 

母親の数字が0になりアビスに送られ一人になった少女”陽菜”が、母親がアビスに送られる際に言った”あなただけの撃墜王を探して”の言葉で撃墜王を探す旅をしています。

 

その道中で出会ったのが今作の主人公”リヒトー”

”閃撃の撃墜王”と呼ばれる廃棄戦争の英雄で、世界の真実を知っている人物。

 

廃棄戦争とは??撃墜王と呼ばれる人間は何者なのか??数字の意味とは??

全ての伏線を回収しながら完結した作品です。

 

次にこの作品のおすすめポイントの紹介。

前作の”そらのおとしもの”とは別にかなりおもしろい作品です。

 

おすすめポイント

 

 

  • 撃墜王7人の戦闘スタイル
  • 未来にあるかもしれない廃棄戦争
  • オリジナルバロットの謎
  • シュメルマンとは何者なのか

 

戦闘シーンもおすすめですが、未来にあるかもしれない”廃棄戦争”の設定がおもしろい

日本だけみれば人口が減少していますが、世界的には増加傾向です。

数十年後には食糧が足らなくなる可能性もあるわけです。

そうなるとこのマンガのような戦争が起こるかもしれないと考えると少し怖い。

 

バロットを使った戦闘もかなり見どころがあります。

主人公のライバル的立ち位置の”ジェイル”なんかは鉄ですし、中には書いた文字を現実化する能力者までいます。

 

 

戦い方は千差万別。

一人として同じ能力がないのがいい。

まぁ、似たような顔のモブキャラは大量に出てきますが。

あれかなそういったクローンでも作っているのかなと思うぐらいです。

 

作者・水無月すうさんのデフォルトされたキャラも健在。

ほぼ全キャラデフォルトされていますし、そのキャラがかなりかわいらしいです。

 

次に序盤に出てくるキャラクター紹介になります。

 

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キャラクター紹介

 

序盤に登場するキャラクターを紹介します。

 

  • リヒトー=バッハ / 坂井 離人(さかい りひと)
  • 陽菜=ファロウ(ひな=ファロウ)
  • ナナ=バスーラ
  • ジェイル=マードック
  • リィン=メイ
  • ペレ=ポポロ
  • シュメルマン

 

リヒトー=バッハ / 坂井 離人(さかい りひと)

 

 

今作の主人公。

伝説の撃墜王のリーダーだった”閃撃の撃墜王”その速さは作中1番。

彼をとらえられるものは作中においてほとんどいない。

 

✅特徴

  • 体の初期数字は-999
  • バロットの初期数字は5700
  • 体の数字の数は女性にフラれた数
  • 圧倒的動体視力を持っている

 

女性にフラれること999回の撃墜王。

記念すべき1000回目はリィン=メイ軍曹。

基本的にデリカシーのない性格をしているようだが、過去のことがあり女性を近づけないようにしている節がある。

 

髪は金髪で長身の男性。

髪はシュメルマンの遺伝子を投与されたときに金髪に変化。

地毛は黒である。

 

 

陽菜=ファロウ(ひな=ファロウ)

 

 

今作のヒロイン。

母親からオリジナルバロットを託され”撃墜王”を探していた少女。

 

  • オリジナルバロットの一つを所有している
  • 歩いた距離が数字になっている

 

母親の遺言で撃墜王を探していた少女。

彼女自身には戦闘力はないが、かなり心が強い。

 

彼女の母親はアルシアで撃墜王の研究をしていたが、わけあって裏切った科学者。

父親は撃墜王の一人”瞬撃の撃墜王”。

 

ナナ=バスーラ

 

 

リヒトーと一緒にいた酒場の女亭主。

その正体は撃墜王の一人”識撃の撃墜王”。

 

その能力は過去に行くことができる能力。

ただし制限があり使うほど数字が減っていくため作中でもそこまで使用していない。

 

特異な能力ではあるが彼女自身には戦闘力はない。

作中ではジェイル=マードックとくっついている。

 

 

ジェイル=マードック

 

 

アルシア王立国軍の中尉。

その数字は「信念をつらぬいた数」。

能力は鉄を様々な形状に変化させ攻撃する。

その力は主人公ですら苦戦するほどである。

 

  • メガネキャラ
  • 意外と優しい
  • 女性に免疫がない
  • 作中でも最強キャラの一人
  • 「ゲフェニングス」の隊長

 

鉄を使う単純な能力だが、彼の信念の強さと発想力でかなり強くなっている。

単純な能力ほど強いことがこのマンガの共通点なのかもしれない。

作中で登場する部隊「ゲフェニングス」の隊長もしている。

 

✅「ゲフェニングス」

ジェイルを隊長とする部隊。

圧倒的な強さを持っているが、人を殺害するのに躊躇しない悪人集団でもある。

隊長のジェイルがいることでまとまっている部隊で、隊長以外の命令には基本従わない。

 

リィン=メイ

 

 

崖に建設された街ホムホゥに駐在している軍人。

街の人からかなり愛されている。

 

戦闘では腰につけている剣ではなく格闘戦の方が強い。

ただ、リヒトーに攻撃が当たらなかった。

そのうえパンツまで見られている。

ちなみに街の住人にはパンチラは日常だそうだ。

 

 

ペレ=ポポロ

 

 

街ホムホゥに駐在している軍人。

階級はリィン=メイより低いが謎が多い人物。

その正体は作中の後半で明かされているが、それまでに不可解な行動をしている。

 

✅不可解な行動

  • 初めて見た銃への対応
  • 銃によるケガへの適切な治療

 

アルシアには存在しないはずの銃への対応とその治療法を知っていた。

そのことでリヒトーから疑いをかけられてしまった人物。

 

シュメルマン

 

 

リヒトーの義理の父親でもあるアルシア軍特務部隊のトップ。

圧倒的な強さを持っており、撃墜王が束になっても勝てないほどの強さを有している。

作中では謎が多すぎる人物。

 

  • リヒトーの義理の父親
  • 超反応速度を持っている
  • 氷の能力の持ち主
  • 撃墜王はシュメルマンの遺伝子を注入されている

 

作中では子供達には愛情を注ぎ込む判明、追い込むような行動をとるなど一貫性のない行動をしている。

過去にシュメルマンと現代のシュメルマンとでは行動原理が一致していないのが謎になっているが、この部分も物語の後半で明かされる。

 

序盤のキャラクターの紹介はここまで。

この後に様々な撃墜王や重要キャラクターが登場します。

 

次にこのマンガの重要単語を紹介。

これだけは知ってほしいです。

 

 

重要な単語

 

このマンガで外せないのがこの4点。

 

  • 撃墜王
  • 廃棄戦争
  • 会議(アルシング)
  • オリジナルバロット

 

撃墜王

 

撃墜王

(引用 KADOKAWA 水無月すう プランダラ 4巻)

作中の300年前に終戦した戦争”廃棄戦争”を終わらした英雄。

もっとも敵を撃墜した7人。

 

「閃撃」「瞬撃」「爆撃」「重撃」「追撃」「識撃」「心撃」

 

それぞれがその能力に起因して名づけられている。

 

主人公”リヒトー”は「閃撃」

圧倒的スピードで閃光のように動き、敵に何もさせないその姿から名づけられている。

撃墜王は7人いつが全員が戦闘に強いわけではなくその能力の怖さゆえに撃墜王と呼ばれているキャラもいます。

 

廃棄戦争

 

廃棄戦争

(引用 KADOKAWA 水無月すう プランダラ 1巻)

 

物語の300年前に終戦した戦争。

”人口増加””食糧不足”などから世界各国が”人間という資源を減らす”ために行った戦争。

 

この戦争の途中に発見された7つのオリジナルバロットの”会議(アルシング)”の過半数以上の可決で”戦争の停止”と”核の廃棄”が期間限定で決定されていた。

しかし、日本が持つ3つのオリジナルバロット以外を持った国が集まり、4つのオリジナルバロットで秘密裏に上記の条約を書き換え戦争を開始した。

 

日本は撃墜王と呼ばれる人間を投入してすべてのオリジナルバロットを確保。

「シュメルマン・アラン・フィレンダ」の三人で”会議(アルシング)”を行い、地上3000mに新しい国”アルシア”を建国した。

 

 

会議(アルシング)

 

アルシング

(引用 KADOKAWA 水無月すう プランダラ 3巻)

 

バロットを持つ者同士がすべての数字をかけて戦う時におきる現象。

地面から黒い腕が伸び、敗者はアビスに送られる。

アルシアでは”最も崇高な法”とされており、手を出せば軍法会議で死刑が確定するほど。

 

基本的に一度おきた”アルシング”は止めることができない。

そのため対処法としてはアルシングをおこした2人が距離を取る必要がある。

近づけばまた”アルシング”が発動する。

 

オリジナルバロット

 

オリジナルバロット

(引用 KADOKAWA 水無月すう プランダラ 7巻)

 

この世界で発掘された超常的な力を持った物質。

合計で7つ発掘されておりその7つが揃う時に世界に絶対的な影響力をもたらす。

 

過半数以上の採決で”会議(アルシング)”が実行でき、7つすべてのオリジナルバロットの”全会一致”で世界を変える力を持っている。

過半数以上の採決

  • 戦争の停止
  • 核の秘訣

全会一致

  • アルシアの設立
  • 地上の資源を無尽蔵に奪う

 

強制力は全会一致の方が強く世界全てを変えてしまうほど。

オリジナルバロットの正体はマンガのクライマックスで明かされます。

 

まとめ

 

 

今回紹介した作品は「プランダラ」でした。

そらのおとしものに見劣りしないほどおもしろい作品です。

未来にあるかもしれない”廃棄戦争”をテーマに300年後の未来が書かれたこの作品。

 

プランダラ終了後はまだ次の作品を出していない水無月すうさんですが、次の次回作にもめちゃくちゃ期待しています。