実写映画「キングダム」１作目のあらすじ紹介と感想。大将軍を目指す信と中華統一を目指す若き王の物語

２０１９年に劇場公開された実写映画「キングダム」

中国の春秋戦国時代末期、大将軍を夢見た少年”信”が夢をかなえるために秦王””嬴政（えいせい）”の刃となって戦場を駆ける話になっています。

２０２２年６月時点で原作マンガ「キングダム」の累計発行部数が９０００万部を突破した大人気マンガを実写映画化した作品です。

今回はこの映画を紹介していこうと思います。

作品概要

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

監督は佐藤 信介監督。

脚本も兼任していることが多いです。

✅監督作品

（リンクはAmazonプライムビデオです）

大ヒットした作品もあれば爆死した作品も手掛けている監督。

この監督作品の中で大ヒットしたのがGANTZとキングダムになっています。

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

主演は山崎賢人さん。

数々の実写映画に起用されるもどれもあまり人気が出なく「原作クラッシャー」と一時期言われていました。

そんな中公開された実写映画「キングダム」が大ヒットしたことにより「原作クラッシャー」の異名は無くなりました。

✅出演作品

（リンクはAmazonプライムビデオです）

主題歌はONE OK ROCKさんの「Wasted Nights」

次にざっくりとしたあらすじ紹介をさせてもらいます。

ざっくりあらすじ紹介

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

ここから信の大将軍になるための物語が始まります。

漫画の序盤１～５巻の内容を元に制作。

王弟の成蟜（せいきょう）の反乱により玉座を奪われた嬴政（えいせい）が信たちとともに奪還を目指す物語です。

物語の需要な部分は

ネタバレになりますが奪還後に信は嬴政から土地と家をもらい戦場に行けるようになります。

基本的に下僕だと戦場には召集されないそうなので。

この映画の続きが「キングダム２　遥かなる大地へ」です。

キャラクター

物語の中心はこの７名。

それぞれ一癖もあるようなキャラクターになります。

信：山﨑賢人

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

今作の主人公。

天下の大将軍を親友の漂と目指している下僕の少年。

今回の映画の出来事で土地と家をもらい下僕の身から脱出している。

映画の後の信

のちに百人将になり次の戦場で王騎から”飛信隊”の名前を授けられた。

その後は順調とはいかないまでも昇格し続け６０巻で将軍になった。

信が持っている武器は何かしらの思いを託されたものが多いです。

漂が死んだときに剣を、王騎将軍が亡くなった時に矛を、廉頗四天王の一人・輪虎（りんこ）を討った時にはその愛刀を、麃公将軍が討たれた時には盾をそれぞれ受け継いでいる。

戦場に武将として立つ信には”本能型”の素質がありました。

武将としては知略を巡らせる”知略型”ではなく、本能で戦場を感じ取るのが”本能型”である。

王騎将軍は”知略型”でした。

将軍の矛を受け継いでいるのに「”本能型”とは笑える」と麃公将軍は言っています。

嬴政 / 漂：吉沢亮

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

中華を統一した札の皇帝”始皇帝”になった人物。

幼い頃の経験から中華統一を目指す王となることを目標としている。

漫画では「戦争で戦争を無くす」話のくだりもあるが、そのことは百も承知だと。

嬴政と漂の一人二役を演じているのが吉沢亮さんになります。

楊端和：長澤まさみ

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

長年山の民同士で争っていたが、何百年ぶりに山の王が誕生した。

その圧倒的な強さもさることながら、絶世の美女でもあります。

楊端和族に吸収された他の山の民の男どもは全員彼女に何とか振り向いてもらおうと武功を立てることに躍起になるぐらい。

のちに復活した”六大将軍”のうちの一人になっている。

河了貂：橋本環奈

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

村を脱出した時に手助けしてももらった元「山の民」の少女。

信の事を信頼しており、彼には天下の大将軍になってほしいと思っている。

信の手助けをするために軍師としての勉強をし、信の独立遊軍”飛信隊”の軍師になっている。

成蟜：本郷奏多

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

嬴政の血のつながりのない義弟。

王族こそがすべてと考える血族主義で、嬴政が王になることが我慢できず反乱を起こして王座を奪った人物。

王族・貴族以外はゴミのように扱う。

昌文君：髙嶋政宏

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

嬴政側の大臣。

昔は生粋の武人だったが、文官に転職して嬴政を支えている。

作中ではのちに秦の文官の最高の位”左丞相”に就任している。

これより上の位は相国と王の位のみである。

ちなみに”右丞相”昌平君となっている。

王騎：大沢たかお

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

昭王の時代にあった”六大将軍”の一人。

その圧倒的な武力から秦以外の人間に恐れられ恨まれる人物でもある。

信の２回目の戦場で趙三大天の”李牧（りぼく）”の罠に追い込まれた。

脱出は出来たものの三大天の一人”龐煖（ほうけん）”との戦闘のキズで死亡。

信に自分の矛を託して亡くなった。

おすすめポイント

(C)原泰久／集英社　(C)2019映画「キングダム」製作委員会

主人公の１対１が多いのが特徴的。

刺客の朱凶やムタなどを１対１で倒していきます。

本場中国で撮影されたところも見どころ。

雰囲気がまるで違います。

日本で撮影していたらこんないい映像にはなっていないかもしれません。

原作に近いストーリーもよかった。

映画などで多少の設定の違いはあるものの、そこまで原作を崩した内容にはなっていませんでした。

観た感想

駄作ではありません、むしろ近年の実写映画の中ではまだ良作になります。

ただ面白いかと言われれば微妙なところ。

正直なところ、ここまで興行収入がいいのが謎です。

普通に見れる作品ではありますが、盛り上がりに欠ける映画って印象。

主人公の戦闘シーンは見ごたえがありますが、それ以外はただただ普通の映画。

これ以上の言いようがありません。

観ても損はないと思いますよ、それなりに観れるので。

ただ、１回観たら２回目はいいかなと思う作品。

何度も観たいとは思いませんね。

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まとめ

大人気漫画を実写映画化した作品「キングダム」

実写化不可能とされていた作品ですが、中国の全面協力の本場での撮影が可能となり実現しました。

個人的には次の「キングダム２　遥かなる大地へ」の方が観たいですね。

信の初陣でもあり麃公将軍が登場する戦場でもあります。

この戦いで信は武功を立てて一気に百人将の位になっています。１００人の隊長ですよ。

それほどまでに活躍した信を観たいものです。

まぁ、どちらかと言えばこの戦場の主役は麃公将軍だったのですが、そういった部分でも期待大です。

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