実写映画「東京喰種トーキョーグール」のあらすじと感想。”ヒト”と”グール”の狭間の存在になった主人公の選択。

こんにちは、なめ茸です。

今回紹介する実写映画は「東京喰種　トーキョーグール」

人と同じように生活をしている、人であって人ではないとされる種”喰種（グール）”

彼らは”人を食べる”ことによって生命維持をしている存在です。

主人公の”金木研（かねきけん）”は気の弱い大学生だったが、グールと出会い”人とグールの狭間の存在”になってしまいました。

人でありながらグールとして悩む葛藤や、グールならではのアクションがあるダークファンタジー作品になります。

※ネタバレがありますのでご注意ください

「東京喰種　トーキョーグール」

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作者石田スイさん原作のマンガの実写映画作品。

ダークファンタジー作品の中で”人を食べる、人とは違う人種”喰種（グール）”の視点と、人の視点から描かれた作品。

１作目が実写映画としては興行収入が赤字にはならなったため制作されています。

主題歌はillion「BANKA」

４人組ロックバンドRADWIMPS（ラッドウィンプス）のメンバーの１人”野田 洋次郎”がソロ活動で使っている別名です。

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あらすじ

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

人のような形をした人ではない”喰種（グール）”

彼ら人を食べる。

そのため人類とは相いれず連日テレビのニュースをにぎわしていた。

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

大学生の金木研（かねきけん）は親友の永近英良（ながちか ひでよし）と一緒によく行く喫茶店でグールの事を話していた。

気弱な金木はグールは怖いものだとの思いが強かった。

金木が喫茶店に通うのには他にも理由があった。

喫茶店でよく読書をしている女性”神代 利世（かみしろ りぜ）”に恋心があったのだ。

読書好きであった金木は彼女と次第に話すようになり、二人で外出約束をする。

たわいな本の会話をしながら歩いていたが、帰るときにリゼがグールであることを告げられた。

彼女は金木を食べるために近づいただけだった。

血を流しながら逃げる金木を追いつめていくリゼだったが、幸か不幸かリゼに工事現場の鉄骨が落ちてきて一命を取り留めた。

リゼはその場で死亡。

金木はリゼの攻撃によって内蔵のいくつかが破損しており、命をつなぐために医者によってグールであるリゼの臓器がいくつか移植されてしまった。

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

グールの臓器を移植されたことによってグールになってしまった金木。

人としての食べ物を体が受け付けずに、グールであるため親友にも頼れないと感じていた。

そんな時に出会った少女”霧嶋 董香（きりしま とうか）”

彼女もグールだった。

彼女しか頼れないと思った金木は彼女に助けてくださいとお願いする。

霧島は暴言を吐きながらも、戦うことをしないグールの味方をしている喫茶店”あんていく”に連れていくのだった。

人であった青年が、人ではない存在”喰種（グール）”になってしまった。

人の気持ちも、グールの気持ちも理解できる彼は人とグールの狭間でどのように生きるのか？？

喰種（グール）

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

人と同じような感情を持ち、人と同じように生活する人の形をした何か。

唯一、人と違うのが”人を食べることによって生命活動を行っていること”

いつどこから現れたのかも不明な生物である。

作中でも戦闘で使う”赫子（かぐね）”の能力はグールにしかありません。

CCGと呼ばれる喰種対策局では倒したグールから”赫子（かぐね）”を抽出して武器として使用しているため、グールの死体は基本的にCCGが処理しています。

原作ではグールと人との間に生まれた”半喰種”も登場しています。

金木とは違い完全に人から生まれたグールになっています。

この辺りは原作漫画でご覧ください。

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キャラクター

金木研／窪田正孝

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

今作の主人公。カネキと呼ばれることが多い。

読書が好きな気弱な大学生だったが、グールであるリゼを好きになってしまったことでリゼに狙われて半グールになってしまった。

グール特有の能力はリゼの能力をそのまま受け継いでいる。

霧島董香／清水富美加

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

戦わないグールを支援している喫茶店”あんていく”でアルバイトしている高校生。

普段はグールの姿を隠しながら生活している。

CCGからはその能力とマスクに起因して「ラビット」と呼称されている。

神代莉世／蒼井優

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

CCGから「大喰らい」と呼称されるグール。

普段は読書など物腰が柔らかそうな女性だが、グールである彼女は食欲旺盛であり、かなりの人間を食べた後にまた別の場所に移動する性質を持っている。

その為CCGだけではなく、その地区のグールにも嫌われてしまう。

チカラが強いため基本的に誰も止められない存在だった。

半グールである金木の能力が強いのは彼女が起因している。

真戸呉緒／大泉洋

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

CCGの上級捜査官。

妻の仇であるグールの捜索や、グール討伐に執念を燃やしている。

グール討伐の功績が高いが昇進には興味がなく変わり者と言われる反面、その実力は確かなもの。

作中では一等捜査官である亜門と行動を共にしている。

亜門鋼太朗／鈴木伸之

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

正義感が強くグールに殺された人達の思いを背負っているような人物。

グールを倒すためなら努力は一切怠らない。

近接武器を得意としている。

永近英良／小笠原海

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

カネキの親友。

カネキが事故に巻き込まれたときにかなり心配していた。

原作漫画ではかなり印象的に残っているキャラクターの一人でもあります。

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ストーリー展開

喰種のリゼの内臓を移植されたところからストーリー展開を紹介します。

✅序盤

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

グール”リゼ”が鉄骨によって死亡し、金木はリゼの内臓の一部を移植されることによって生き延びた。

そこからグールでありながら人である金木は、グール特有の症状に悩まされることになる。

そんなときに出会ったグール”霧嶋 董香（きりしま とうか）”

グールの味方である喫茶店”あんていく”でアルバイトをしている少女だった。

平穏を取り戻そうと親友”永近 英良（ながちか ひでよし）”の誘いで休んでいた大学に行くも、そこには金木が出会ったグールの一人”西尾 錦（にしお にしき）”が先輩としていたのだった。

親友を食べようとした西尾に金木が暴走。

西尾を倒すも親友を食べようとしてしまった。

喰種対策局通称・CCGは討伐したグールからその仲間のグールを捜査していた。

彼らはグールの痕跡からそのグールの近くにもグールがいることを確信し捜査をしていた。

✅中盤

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

喫茶店”あんていく”の店員として働くことにした金木。

そこには戦う力はあっても、性格的に戦うようなグールではない人たちが喫茶店のマスターを頼りに来ていた。

そんな中でもCCGに討伐されてしまったグールの家族２人がいた。

彼女らはCCGと戦うことはせずに街から出る決断をした。

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

CCGの真戸 呉緒（まど くれお）と亜門（あもん）は彼女らの存在を確認し、街から出る前に戦闘を仕掛ける。

母親は娘を逃がし討伐されてしまった。

娘は金木に助けを求めたが、金木は戦わずにあんていくに連れて帰ることにした。

✅終盤

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

自分の無力さを知った金木は、霧島に強くなるために修行をしてほしいと頼む。

CCGの捜査官も次の一手を打ってきた。

匂いに敏感なグールをおびき出すために母親の遺体の一部を現場において娘をおびき出したのだった。

部屋からいなくなった娘を助けるために金木と霧島はCCGと戦う。

霧島は娘の場所に向かい”真戸 呉緒（まど くれお）”と戦闘に。

金子は増援を阻止するために”亜門（あもん）”との戦闘に入った。

ここから先の結末は映画でご覧ください。

感想

(C)2017「東京喰種」製作委員会　(C)石田スイ／集英社

実写映画にありがちな失敗をしてしまった作品。

ほぼすべてに当てはまってしまいましたね。

特に”喰種（グール）”の特殊能力「赫子（かぐね）」についての説明なんかはほぼされていません。

戦闘では使用しているのですが、ほとんど説明がないだけに何の能力かわかりません。

駄作と言えば駄作の部類なんですが、光る部分もあるので少し残念な作品です。

最後に：続編も製作されています

１作目には登場しなかった人気キャラクター”月山習（つきやましゅう）”が登場。

彼はグールの中でも”美食家（グルメ）”と呼ばれるほど有名。

自分が気に入った相手をどうやっておいしくするか考えて食す変態キャラクター。

原作マンガの初登場と同じように登場します。

それ以降は原作漫画で読んでいただければ完結まで知っていただけます。

マンガでは第一部の主人公を実写映画のキャラクター”金木研（かねきけん）”

第二部作の主人公は”佐々木 琲世（ささき はいせ）”となっています。

実写映画以上にドロドロとしている内容ですが、それ以上におもしろい内容になっています。

グロ耐性がある方は一度ご覧ください。

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